恋愛・結婚

土下座するホストをハサミで…弄ばれた女性客が怒りの復讐

ホストに大打撃を与えた驚きの復讐劇

「彼のバースデーイベントを二人で一緒にばっくれました(笑)。シャンパンタワーだと設置に前入金が必要らしく、事前にどのぐらいお金を使うのか聞かれます。『当日は飾りボトル(※テーブルの見栄えがいいもの)とシャンパン沢山入れるね~』とか言っておきながら、行かないという。彼からすれば、うちら2人で200~300万は使う想定だったと思うんで、結構な痛手だったと思いますよ。有名店じゃないから余計に。当日、私とAちゃんに鬼電がきてましたが、私たちは呑気に初回巡りしてましたね」  2人は揃って彼の連絡先をブロック、後日ネット掲示板で確認するとバースデーイベントは大ゴケした様子。ナンバー(順位)は大幅に落ち、溜飲が下がったという2人だが、実はこれ以外にも悪ふざけをしていた。 「Aちゃんは同棲してるから合鍵を持ってますし、私もセカンドハウスの鍵をもらってました。彼の営業中に、私はAちゃんとの同棲部屋に、Aちゃんはセカンドハウスに行ったんです。そこで何をするわけでもないですが、お風呂で半身浴したりテレビを見てゴロゴロしたり。最後にちょっとだけ『アピールしよっか』って、ピアスを片方置いてきたり、部屋着や柔軟剤を交換したり……でも、気づかれなかったですね。それだけ沢山の女を相手にしてるからでしょうけど、ちょっとさみしかったな」  復讐と言えば、筆者も以前とんでもない現場に遭遇した経験がある。大学生時代、新宿で朝まで飲み、始発で帰ろうと新宿駅に向かっていると、アルタ前に50人ほどの人だかりができていた。  輪の中心を野次馬根性でのぞいてみると、テカテカのスーツを着た明らかにホストであろう若い男性が土下座していた。目の前には、鬼の形相で仁王立ちする50代前後のマダム。これでもかと肩パットの入った、ハイブランドの衣装に身を包んでいた。  次の瞬間、丸腰のホストをマダムが躊躇なくヒールで踏みつけた! ヒール そして、おもむろにハサミを取り出すと、彼にとって命の次に大事であろう(!?)髪の毛をザクザクと切りつけたのだ。数センチの単位ではなく、根本からざっくりだ。髪型が全てではないだろうが、容姿が重要なホストにとっては死活問題だろう。  野次馬の何人かは小さく悲鳴をあげていた。そのホストは泣きながら、一切抵抗することもなかった。一体何をやらかしたんだろう……結局、真相はわからずじまいだった。  10数年前の出来事で、まだSNSはおろかスマホすら普及していなかったのが不幸中の幸いではないだろうか。もしも最近の出来事だったら動画を撮られ、拡散されるのがオチだろう。  男女の問題は当人同士にしかわからないことが多い。さらにホストと客の関係で金銭が介入するとなれば、また話が変わってしまうのか――。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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