▼ドライカノコポロシャツ 半袖　1990円（＋税） 　ラコステやラルフローレンなど高級ポロシャツブランドのいい部分はもちろんありますが、おそらくベーシックな鹿の子ポロを望むならユニクロ以上のコスパは世界中探してもないでしょう。 　フランスの雑誌でも「ラコステ超え」と評価され話題になったこちらのドライカノコポロ。1990円とは思えないほどのこだわりが凝縮されています。見た目はシンプルなポロシャツですが、実は素材に一癖あり。綿ポリの混紡による鹿の子素材ですが、表側は綿素材が強く出るように、裏側はポリ素材が強く出るように表と裏で生地感を変えています。 　実際触ると驚くくらい表と裏の風合いが異なります。裏側は鹿の子なのにツルツルで滑りがよく、水分も浸透しにくい生地感。ポロシャツはどうしてもガサッとした風合いによる肌馴染みの悪さが気になりますが、裏側だけ素材の風合いを変えることで着心地も不快感もない完璧な着用感になっているのがユニクロポロ最大の特徴。 　また、華奢な日本人が着てもシルエットが美しく、男性的に見えるようにやや細めに仕上げた形もポイント。袖周りが細く、そのお陰で腕回りはグッとたくましく感じます。着丈も海外ブランドのように長すぎることがなく日本人の寸胴体型をきれいに隠してくれる。 　ラコステやラルフローレンなどに比べても見劣りしないどころかむしろ優れている部分も多いのに1990円という破格ぶり。豊富な色展開も「ユニかぶり」を防ぐいい展開。メンズの夏を変えてくれたユニクロ名作の一つです。 　以上、3つの偉大な名品をお届けしました。この3つは買って損なし。ぜひ手にとってみてください。ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）