更新日:2023年03月28日 09:39
恋愛・結婚

早乙女太一と西山茉希が離婚 「ワンオペ育児、DV」で別れたキャバ嬢の意見

壮絶なDVで離婚をしたキャバ嬢も…

 続いて話を聞いたのは、都内のキャバクラで働くシングルマザーのナホさん(仮名・29歳)。ナホさんが離婚したのは2年前、原因は夫からの壮絶なDVだったという。 「結婚前から夫の束縛が激しくてよく喧嘩をしていたのですが、結婚後は喧嘩から言うことを聞かせるための暴力に変わっていきました。髪の毛を引っ張られたり、アザができるまで殴られたり……。夫は表向きの顔は良かったので、DVが近所の人にバレるのを恐れたんでしょうね。私の身体に殴った傷があるうちは外出することも許されませんでした。ひどいときは携帯のGPSを使って、仕事先から私の行動を監視されたこともあります。 キャバ嬢に訊け 離婚を決意したのは私に妊娠が発覚したからです。夫は子供ができたことは喜んでいたので、お腹を殴られることはなくなりましたが、それ以外の場所への暴力は相変わらず続きました。  このままでは産まれてくる子供にも暴力を振るうかもしれない、そう思ったので暴力相談支援センターに相談してDVシェルターに入居することに。夫にバレないようにひっそりと身を隠しながら生活して、その後警察に相談しながら、どうにか離婚が成立しました」  現在は産まれてきた子供とともに、キャバクラの寮で暮らしているナホさん。その理由を「DVを1度受けてしまうと、また夫に見つかるんじゃないかという気持ちから同じ場所に定住できなくなる」と話す。 「離婚原因はDVが原因ではないと報道されていますが、もしそれが本当なら、1度DVをした加害者がその後治るという保証はどこにもないですよね。私のように被害者がシェルターなどに逃げるのではなく、加害者が相談できるカウンセリングや更生プログラムがもっと増えればいいのに、と思います」  様々な意見が見られる今回の報道。どんな離婚原因があるにしろ、子供のことを第一に考えるのは芸能人でもキャバクラ嬢でも同じなのかもしれない。<取材・文/カワノアユミ> ― シリーズ・キャバ嬢に訊け ―
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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