恋愛・結婚

40代男の「結婚できる/結婚できない」は何が違うのか?

結婚相談所への期待が高すぎるとすぐに心が折れることも…

 仲人という仕事をする上でも一番、意識しているのが会員のモチベーションの管理です。  弊社で婚活を始めたトオルさん(仮名・42歳)は、彼女と別れてから5年が経ち、40歳を過ぎていよいよ本気で結婚しようとご入会されました。彼が婚活を決断した動機は友人の「このままだとずっと独身で孤独死するぞ」という一言だったそう。 男性 年収約500万円、関東に住んでいるトオルさんは外見やスペックも一般的。性格は口下手ではありますが、優しく穏やかです。  5年もの間、恋愛対象となる女性とのコミュニケーションがなかったトオルさんは、婚活をスタートして久々に恋愛対象となる女性とのコミュニケーションをすることとなりました。  結婚相談所に入れば、すぐに結婚できると期待をして入ってくださる方は珍しくなく、トオルさんもその一人でした。しかし、一般の恋愛市場で苦戦する方は、出会いの数や質は上がるにせよ、同じように苦労することは必須です。  私からしたら、活動期間当初はなかなか何も判断できないと思っていましたが、結婚相談所への期待が高かったことと、婚活をしなければならないという「must」感情からスタートしたこともあり、トオルさんはわずか2か月ほどで心が折れてしまったようでした。 「早織さん。こんなに婚活が大変だなんて思わなかったです。ちょっと疲れました」  婚活疲れは女性だけではなく男性も感じるものです。トオルさんの「もう結婚できるかも!」という期待をことごとく婚活は裏切っていきました。  人のモチベーションは自らしか起こせないので、私がトオルさんに無理やり婚活をやらせるわけにはいきません。私がプロとして関われるとしたら、トオルさんの婚活をする動機を探り、一つひとつの活動方法に動機付けしていくこと。そして、まっすぐで前向きだったトオルさんのネガティブな感情を吐き出してもらうことです。  結婚相談所での活動を決めたトオルさんの願望。お見合いを申し込む理由や意味。さまざまな女性とデートをするワケ。すべてに理由や意味があり、そこにはトオルさんが活動する動機があるわけです。
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動機が変化するとモチベーションも変わる
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