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N国・立花党首はなぜマツコを標的にしたのか? 上杉隆幹事長が明かす裏側

マツコ番組襲撃騒動の裏側

――ただ、思ったことを直情的に行う姿勢は、時としてトラブルに発展する。マツコさんの番組襲撃騒動には批判的な声が上がっている。 上杉:立花党首に対して反論する機会を与えずに批判を加えたのは、東国原英夫元衆院議員や文筆家の古谷経衡さんで、当初は彼らがターゲットだった。ところが、立花党首がユーチューブで各々に反論したところ、一番PVが伸びたのがマツコさんだったため「標的」となった。彼がMXに抗議に行った件は、多くのメディアが報じたが、これは計算のうち。  その後、番組スポンサーの崎陽軒のシウマイを買わないと宣言し、メジャーリーガーのダルビッシュ選手まで巻き込む騒動に発展しているが、おかげで立花党首の名が連日メディアで流されることになった。 ――イノセントな人柄と戦略的な思考を使い分けているということか。 上杉:メンタリストのDaiGoさんが立花氏を「手腕が一線級の政治家」と高く評したことが話題になっていますが、これまでの選挙戦略を見ても、立花氏は時代の先を読める「深謀遠慮」の政治家と言っていい。  ただ、今起きているムーブメントに関して、私は“日本版トランプ現象”だと思っています。’16年の米大統領選で、トランプ選対のスティーブ・バノンのヘッドクォーターに入り、もっとも間近で見てきた私からすれば、このムーブメントは世界的な潮流である“保守革命”にほかならず、日本という国と政治を変えるまたとないチャンスなのです。これこそが幹事長職を受けた唯一にして最大の理由です。  N国党はれいわ新選組と同じアングルで論評されているが、左翼リベラル政党は左にしかウィングを広げられず、パイが小さいので限界がある。一方、保守は立花代表が参院選でやってみせたように、さまざまな層を取り込むことができるのです。  ただし、極右はラジカルで彼が目指す国民政党にそぐわない。参院選前、N国党は5人の所属地方議員を「選挙資金を支払う意志がない」として除名したがあれは口実に過ぎません。イデオロギーで排除すると揉めますが、カネの問題で縁を切れば角が立たないため、立花氏は先々を見越して極右の党員を排除したわけです。  今後、国会でもいろいろなことを仕掛けていこうと考えています。NHKが吹っ飛ぶような爆弾も持っていますから……。 =====  8月17~18日に共同通信が行った世論調査によると、N国党の支持率は0.3ポイント増の1.3%。2.1ポイント増やしたれいわ新選組(4.3%)が際立っているものの、1.4%の国民民主党に並ぶ勢いは維持している。N国の勢いはどこまで続くのか? バッジを着けていない新幹事長の手腕を見極めたい。 取材・文/週刊SPA!編集部 写真/時事通信社 ※週刊SPA!8月20日発売号「今週の顔」より
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週刊SPA!8/27号(8/20発売)

表紙の人/乃木坂46

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