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ナンパを断ると男が豹変「どブスが! 勘違いすんな!」女性が恐怖を感じた悪質ナンパの実態

 彩子さんはナンパされた5日後に念願の初デートを迎える。代々木駅で待ち合わせをし、オシャレな居酒屋で軽く乾杯。ほろ酔いになってきた頃、彼が「彩ちゃんを俺の大事な仲間のやってるバーでみんなに紹介したいな」と切り出した。 ナンパ「もちろんOK。そして連れて行かれたのは新宿・歌舞伎町。雑踏ビルっていうのかな? 何十件もお店が入っているような……。一体どんなバーに連れてかれるのかと思いながら、扉を開けると薄暗い空間にまるで韓流スターみたいなイケメンが勢揃いで、大きな声で『いらっしゃいませー!!』。異世界に来たかと思いました」  状況を把握する時間も与えられぬまま、連れてこられた場所はなんとホストクラブだったのだ。 「私、ホストとか行ったことなかったんで、ただただ意味が分からなくて、もうされるがまま。システムもちゃんと説明されることもなく、鏡月のボトルがきて……。彼が隣について彼の後輩が向かいの席について。で、次々にビールが飲みたいとか、カクテルが飲みたい、と。居酒屋は彼が奢ってくれたから、ここも奢りだろうなって思ったからイエスマンでした」  予想とは裏腹に、伝票は当然のごとく彩子さんに渡された。会計はなんと4万円超え。彼女は驚きつつも「断れる雰囲気じゃなくて、思わずカード出しちゃいました」と苦笑いする。 「カードで支払うとプラス10%かかるのも知らなかったから、それにも驚きました。せめてもの救いはシャンパンを断ったことですね(苦笑)。彼が奢ってくれるにしろ、さすがにやばいかなって。もし、ノリで頼んでいたら会計いくらだったんだろう……ゾッとしますね」  現在、彩子さんは彼の連絡先を消し、全てブロックした状態で「もう、2度とナンパにはついていかないです」と顔をしかめる。  もちろん、一概にナンパ=悪というワケではない。筆者は実際にナンパされたことをきっかけに付き合った経験も数回ある。ただ、ナンパで運命的な出会いを果たすことは稀なパターンと言えよう。お互いにバックボーンを何も知らないということは肝に銘じておかなければならないだろう。浮かれていると、痛い目に遭う可能性もゼロではないのだ。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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