風呂上りに瞑想や座禅をする人たちも
露天風呂の隣に、1人分の横になれるスペースが用意されているのも面白いです。湯当たりしたらここでクールダウンするのがよさそう。
脱衣所のそばには英語の注意書きもありました。緊急事態の対処法が書かれているほか、「NO DIVING」というマークも。露天風呂に頭から飛び込む人なんて、本当にいるのかしら。
露天風呂を味わったあとで、貸し切りではない、共有スペースも探索してみることにしました。
階段を上った先にあるのが、広い青空のもとでくつろげる共有の露天風呂。こちらは水着着用で、男女ともに利用できます。また、奥には女性専用もあるようですが、工事中でした(2019年8月20日時点)
同時に6~8人が利用できる足湯も
ヒーリングミュージックでリフレッシュする筆者
温泉に浸かって身も、心も”ホット”になった後は、一度クールダウンしてみてはいかがでしょうか。石造りのひんやりとした空間で、環境音楽を聴きながら、リラックスできるスペースがありました。多く利用者が瞑想をしたり、座禅を組んだりして、休憩していました。
90分間の入浴時間が終わり、再び建物の外に。ぜいたくな気分になったところで、隣接する食事処「波(Izanami)」に入りました。
赤色ののぼりがやたら高いところにあるが、気にしないで、中へと入りましょう。
店内は、たくさんの提灯がつるされていて、それぞれに「一期一会」「精進料理」「満足」「手羽先」などの文字が書かれています。その意味には特に統一性がないようですが、おそらくかっこい漢字を選んだということでしょう。
それより気になったのが、美少女と提灯が融合したこちらのイラスト。緑、紫、赤、橙色などのカラフルな提灯に少女の顔が描かれているのですが、なぜかひとつだけ「加藤愛」という文字が。作者の名前なのか、あの女優“加藤あい”のことなのか謎が深まります。
食事はおすすめの「Bento Box」を注文。いなり寿司、サラダ、煮物、そして鰻のかば焼きが入っていて、お値段は約2300円(22ドル)です。日本で食べるものよりも、うなぎはジューシーで美味しかったです。
海外に行くと、ついその国らしい観光スポットを見てしまいがちです。しかし、たまには海外で、日本らしさあふれる場所を見て回ってみてはいかがでしょうか。これまで自覚していなかった日本の魅力に気づくことができるかもしれませんよ。
<取材・文/シルバー井荻>