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マクドナルド難民になった40代、年収は頑張って110万円。求人はブラック企業ばかり…

低所得者への家賃補助もない実情

 貧困に苦しみながらも貯金もなく民間の賃貸住宅を借りられない中高年。そんな彼らが公営住宅などに入ることはできないのだろうか? 藤田氏はこう語る。 「公営住宅が住宅全体の3%にとどまり、低所得者への家賃補助もないのがこの国の実情です。社会的な構造が貧困を生み出しているのは否めません。セーフティネットが著しく弱い社会にもかかわらず、転落のきっかけが無限に存在するのです」

貧困な人間関係が人生を追い詰める

 また藤田氏は、中高年の漂流者たちの“孤立化”についても指摘する。 「難民化する人の多くは、実家・親族と折り合いの悪い人が多く、人間関係も貧困。友人もなく、身近に救いの手を差し伸べてくれる人がいないんです」  振り返れば断崖絶壁という絶体絶命のサバイバル生活を、中高年の漂流者たちは今日も目隠しのまま歩み続けている。 【社会福祉士・藤田孝典氏】 NPO法人ほっとプラス代表理事、反貧困ネットワーク埼玉代表、ブラック企業対策プロジェクト共同代表。著書に『下流老人』など多数 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!10月8日発売号「年収100万円の絶望 漂流する中高年編」
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