更新日:2019年10月23日 21:54
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香港のデモ現場で見たリアル。記者も催涙弾を浴びて「死ぬかも」と…

警察官の子供が学校でイジメに…

C:本当に悲しいことですが、警察差別があるんですよね。だから、今では警察官の子供が学校でイジメに遭っている……。警察官の子供は「親は公務員だよ」と言うようにしているようですが、小さな都市ですから、すぐに警官だとバレるんです。もう一つ深刻なのが、家族の断絶。香港の人口は約700万人ですが、今や約40%が移民と言われています。  中国大陸から移り住んできた両親を持つ移民2世も多い。そういう子供たちは完全に“香港化”するので、抗議活動に賛同して、親中派の両親と対立して家出するケースが多い。聞くとお金がないからジャンクフードばかり食べているって言うんですよね。香港は教育に熱心な家庭が多く、学校以外に英語、ピアノなどの複数のレッスンを小学生ぐらいから受けるのが一般的なので、もともと線の細いコが多いんです。  それが家出生活でさらに痩せ細ってしまって……。だから、火炎瓶を投げても全然、警察のほうまで届かないという抗議者が多いんです。 B:確かに線の細い抗議者は多いですね。一方で、抗議者の中にスパイとして交じっていた警察官は屈強でした。
香港デモ

抗議者のなかにスパイとして潜り込んでいた警官は袋叩きにあった直後、警察が保護

なぜ吉野家は抗議者に襲われたのか

A:抗議者の中には中学生や高校生もたくさんいますからね。若いから歯止めがかからなくなるときもある。私は日本が非常に好きなので、抗議者が吉野家や元気寿司を破壊することには否定的です。確かに香港でこれらのお店を運営している美心食品は親中派で、オーナーの娘が香港警察を支持すると発言したことで反発を呼びました。破壊するに足る理由があったとしても、日本人の抗議者に対するイメージが悪くなるのは残念です。
香港デモ

抗議者たちの攻撃の的となった吉野家だが、いずれの店舗も客で賑わっていた

C:私はアップルに対する破壊活動が起こらないのが不思議でした。ティム・クックCEOがAppストアから「HKmap・live」を排除したじゃないですか。このアプリは抗議者たちが警察の動向を共有するためのもので、これを見ながらデモやオキュパイを行っている。このアプリが「暴力行為の温床になっている」という理由で排除されたことに対して、抗議者たちは反発しないのかなと。
香港デモ

アップルが排除した「HKmap」で警察の動きを捕捉

B:米国では香港人権条例が近く成立する見込みです。米国による中国に対する圧力を期待して、アップルへの抗議は保留しているのかもしれませんね。 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/SPA!香港取材班> ※週刊SPA!10月21日発売号より
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