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「自分の苦労を後輩にも味わせたい」という謎の心理/ひろゆき

時代遅れの出産事情と「後輩は先輩に服従」という謎理論の共通性

新入社員

※写真はイメージです(以下、同)

 日本には、“後輩は先輩の命令に従うのが当たり前”という謎の常識があったりします。上司が部下に命令するのは、会社はそういう組織なので当たり前ですが、学校みたいな組織で、生まれが1年早いとか、組織に少し早く加入したとかで、命令する権利があると思い込む人が多い気がします。  先輩側には「自分が後輩のときも苦労したのだから、君たちも苦労するべき」という言い分があるのですが、合理性は概ねないので「自分が苦しんだのだから、他人も苦しむべき」という足の引っ張り合いでしかなくて、もっと言えば「他人にも苦労を味わせて心理的にスッキリしたい」という考え方なわけです。  社会というのは自分が味わった苦労を次の世代に味わせないよう試行錯誤しながら時代が進むことで、発展したり良くなったりすると思うのですが、日本の学校のような組織には、それを否定するような考えがあるので、他の先進国から理解されづらいのですね。  じゃ、なんで日本人がその考え方に至るのか?と考えてみたのですが、どうやら出産の段階から来ているような気がするのですね。  日本では「出産のときに痛い思いをするのが当たり前」という押しつけが今も生きています。フランスでは約8割の人が無痛分娩を選び、そのための麻酔費用も国が出してくれます。痛い思いをしないで済む合理的な方法があるのに、わざわざ痛い思いをする必要はないという考え方ですね。 「お腹を痛めて産んだ子供だから」みたいなことを言う人もいますけど、「麻酔をして出産した子供だから大事にしない」とか「痛みを伴わなかったから大事にしない」とか聞いたことがないですよね……。
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日本では無痛分娩を利用する人は、たった5%
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