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読書から学ぶべきはロジックではなくパッションだ

「自己啓発書なんてどれも同じ」と言われるのは、このロジックばかりに注目しているからだ。そうではなくてパッションに注目すれば、作家の個性的な体験談が素通りせずにしっかり見えるようになる。
ディズニー7つの法則

『ディズニー7つの法則』(日経BP社)画像はAmazonより

 そうした読書には理解ではなく共感が伴う。作家の体験談を読んでいて、「思わず心を揺さぶられる」「思わず泣かされる」「思わず胸を熱くさせられる」といった時に、「自分もこんな風に生きたい」という想いが芽生え、それがモチベーションになる。  ところが、こうした作家の体験談は「ただの自慢話」とか「ただの苦労話」とか「たまたま運が良かっただけ」と軽んじられがちだ。だから自己啓発書から、パッションという学ぶべきことを学べずに読書が終わってしまう。  人間は心が揺さぶられた時の感情が「自分」になる。その感情が勇気であれば勇敢な自分になるし、恐怖であれば臆病な自分になる。大切なのはその感情のきっかけとなった体験、原風景を自覚することだ。  原風景は現実の出来事とは限らない。フィクションや他人の体験談も原風景になりうる。人間には共感が備わっているからだ。誰かの話に心を揺さぶられた時に、ふと「そういえば自分にも似たようなことがあった」と記憶がよみがえり、そこから新しい自分が始まる。そういう瞬間を提供するために自己啓発書は存在するのだ。 『ディズニー7つの法則』はロジックとパッションがちょうどいいバランスで散りばめられている。「パッションを求めて自己啓発書を読む」という読書の練習に適した教材だ。もし気になったらぜひ読んでみてほしい。きっと新しい感情、つまり新しい自分に出合えるだろう。 佐々木コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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