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出張、旅行…見知らぬ土地でバー巡りするときに外さない方法は?

見知らぬ土地ならではのバーホッピングの楽しさ

 次のお店がハロウィンのためか貸し切りで入れず、その次の「森羅万象」に伺いました。カウンターがものすごく分厚い一枚板で、見事の一言。このカウンターを焦がさないために、十数年前に禁煙にしたというのも納得です。しかも、バックバーが仙台箪笥というお洒落の極み。  実は、筆者は翌日仙台箪笥を作っている企業に取材するため、事前勉強していたので、奇跡的に仙台箪笥についての情報が頭に入っている状態でした。そのため、「それは仙台箪笥ですか? 金具がいいですね」なんて、骨董の通みたいなことを言えたので、会話が盛り上がりました。

バックバーが仙台箪笥。以前なら「何で古い箪笥?」と思ったところが、勉強した後だと「粋だ!」と感じるようになりました

 そこで、レアなジャパニーズウイスキーを4杯いただきました。バーホッピングする際は、2~3杯で4件ほど行くのが普通ですが、話に夢中になって杯を重ねてしまいました。  ちょっと小腹が空いたので、オススメのお店を聞きました。これも裏技です。食べ物のお店も、現地の人が行っているなら、はずしません。近くの成龍萬寿山という中華料理を教えてもらいました。マスターはラーメンを勧めてきたのですが、やりとりを聞いていた他のお客さんがあんかけ焼きそばが絶品と勧めてくれたので、そちらを注文。量が多かったですが、とても美味しかったです。

秩父のイチローズモルトや宮城峡の限定ボトルなどをいただきました

 そして、3店目に「BAR Andy」に伺いました。ちょっとカジュアルな店内ですが、ウイスキーの数は半端ではありません。オフィシャルを中心にレアものも多く、なによりリーズナブル。バーテンダーの知識も豊富で、何を聞いても響くように答えてくれます。  飲みたいお酒が目白押しでしたが、シングルモルトウイスキーの限定品を2杯飲んでお会計。まだまだ飲みたかったのですが、翌日早かったのでここで締めました。

こちらでも、宮城峡の別の限定ボトルをいただきました

 3店舗とも大満足。仙台のバー、そしてアンダンテのマスターのチョイスが最高でした。出張で初めての街で泊まるとき、ぜひ一見のバーホッピングにチャレンジしてみましょう。最初の1軒さえ引き当ててしまえば、その後のナビゲートはご当地のプロにお願いしましょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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