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生き方や人生観は感動した映画が教えてくれる…現実よりも胸に刺さる!

 自分とは感情だ。勇気は勇敢な自分を生み、恐怖は臆病な自分を生む。強い感情を体験すると、その時の状況が原風景となって価値観を決定し、その価値観に基づいた発言や行動をするようになる。私たちは理屈の前にまず感情によって選択しているのだ。  強い感情を生む原風景は現実の出来事とは限らない。映画のようなフィクションが原風景になることもある。物語のキャラクターは時として、現実以上に心に迫ってくる。正しいか間違っているかではなく、心はそういう作りをしている。大切なのは、自分が何に心を揺さぶられたのかを自覚していることだ。  感情そのものを思い出すのは難しい。たとえばいきなり誰かに「怒れ」と言われても怒れないし、「喜べ」と言われても喜べないだろう。これは「やる気を出せ」「情熱を持て」と言われても、なかなかそうなれないという悩みに通じる。しかし感情だけでなく、その感情になった時の状況を思い出せば、自然とその時の感情まで蘇ってくる。これが心をコントロールするコツだ。  自分が心を揺さぶられた物語は、自分の核心がどこにあるのかを教えてくれる。とはいえ一度も見ただけでは、その核心を言葉にすることは難しいだろう。ぜひ自分が心を揺さぶられた映画を何度も見返してみてほしい。キャラクターの人格的な言動を通して、自分の価値観を発見できた時、それが自信を持って行動や発言をする拠り所になってくれるだろう。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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