恋愛・結婚

20代女性と再婚したバツイチおじさんの悲劇「僕の賞味期限は半年でした」

部屋で男と鉢合わせ。それを許したのに…

女性 ところが、いざ同居しようとすると、引き伸ばされる。おかしいと思っても若菜さんは「再婚したことが前の夫にバレると、マンションをもらえなくなるから」とひたすら再婚を隠そうとし、同居も拒んだ。 「結婚から半年後、連絡を入れずに若菜の部屋に行くと、男がいました。でも修羅場になるなんてことはなくて。『僕の賞味期限は半年かぁ』と思いました。若い女が僕みたいなおじさんと結婚してくれただけでよかったとポジティブに考え、今後二度と浮気はしないと約束させ、許しましたよ」  ところが1年後、若菜さんから離婚を切り出された。理由は、仕事も結婚生活も全部やめてリセットしたいという。 「とうてい受け入れられないと言ったら、若菜はマンションを引き払って、実家に戻りました。一枚の離婚届けと、『娘がいるなんて、知らなかった。嘘つき』という走り書き。結婚前に事実婚の相手との間に娘がいることは話しましたよ。でも嘘をついてでも別れたいという強い気持ちがわかりました」 失恋イメージ こうして表向きでバツ2となってしまった村田さん。だが彼は、その事実よりも悔しいことがあるという。 「若菜が現在、僕の職場の上司と付き合っているんです。僕の上司ですから僕よりおじさんだし、あまり魅力的とも思わない。男としてあいつに負けたのか…と考え、仕事に集中できませんね」  取材が終わるころ村田さんは「若菜よりいい女と再再婚して、今度こそ幸せになる」と話していた。こんな経験をしても懲りない彼はすごい、と感心した筆者である。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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