お金

中1で買ったお気に入りのタグホイヤーが20年後に値上がり。腕時計投資家ならどうすべきか?

20年の時を経てカレラの相場が上昇。売るべきか?

 ただ幸運なことに、私はそのカレラを大変気に入り、まだ私の手元にきちんとあるのです。この時計を買ったのは、2000年3月のことですから、来年で買ってから20周年となります。  私はこれまでカレラに対して、「売る」という感覚はまったくありませんでした。けれども、気づいたら最近相場が高くなっているようです。約20年という時を経て、今の私には、カレラを買った値段より高く売るチャンスがきたわけです。

20年に及ぶ所有期間の中で、革ベルトは5回ほど交換した

 さて、私はどう決断するか。その答えは「売らない」です。なぜなら、いまだカレラを気に入っており、売ったとしても他に欲しい時計がないからです。  もちろん、カレラが1000万円という相場になったら考えるかもしれません。1000万円となれば、欲しい時計は多々あるため、「カレラの代わりになる候補」がいます。しかし、今程度の相場だと、たとえ買った値段よりプラスになったとしても、その値段で買える“カレラの代用品”はないわけです。  おそらく私は、今後もカレラを売ることはないでしょう。それは、「絶対に売らない」と決め込んでいるのではなく、まわりの環境がそうさせているといえます。高く売れることも大事ですが、腕時計との付き合い方で「好き」という感覚はとても重要だと思います。ただそれは、絶対的な感覚ではなく、相対的な感覚だと思うのです。1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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