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名優・高倉健を動かした言葉とは?

決心や決断の材料は人物

 彼のこのエピソードには決心や決断に対する大きなヒントがある。そのヒントとは、「決心や決断の材料は人物だ」ということだ。残念ながら、このことは見落とされがちだ。なぜなら判断材料になるのは、「お金」や「時間」や「成功の見込み」といった効率や確率だと考えられているからだ。  しかし、時にはそうした効率や確率だけでは判断できない場合もある。たとえば就職や転職といった場合は、賃金や勤務内容や勤務時間といった労働条件だけでは、なかなか「これだ」と決められない。たとえそうした条件に問題がなかったとしても「本当にこの仕事でいいのか?」と迷いがつきまとう。  就職や転職に迷いがつきまとうのは、その条件に隠された問題があるからではなく、「誰のように働きたいのか?」「誰と一緒に働きたいのか?」「誰のために働きたいのか?」といった、人物を判断材料とした決心ができていないからだ。反対に、こうした問いに対して、誰かの顔が思い浮かんでくれば、自分が何をすべきなのかを決心できる。  高倉健の場合は独立しているので就職でも転職でもないが、「誰と働くのか?」という部分は変わらない。もし何か決心をして、最後までやり遂げたことがあったら、その時のことを思い出してみてほしい。きっと、そこには誰かの影響があったはずだ。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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