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戦闘機の離発着見学が楽しいのは釣りと同じ?退役間近の「ファントム」たずねて百里基地

気づけば5時間経過……。そして気づいた戦闘機見学の心得

 カメラを構えたマニアたちは、ひたすらシャッターを押している。しかし、なかにはカメラを持たず、でっかいトランシーバーだけ持ってるオッチャンもいる。トランシーバーで航空無線を聞きつつ見物して楽しんでいるんだろう。日向ぼっこみたいに。  これは釣りだな……。  魚はどこにいるかはっきりわからない。わからないから釣れると楽しい。釣れるかもしれないから一日中でも待っていられる。それと同じで、戦闘機はどう動くかはっきりわからないからワクワクする。初心者は、ベテランが釣り糸を垂れるポイントをマネしたりする。

ファントムのハリボテは茨城空港に展示されてます

 そのようにしてポイントを巡っているうちに、いつのまにか5時間が過ぎていた。朝から日没までいてもあっという間だろう。  ファントムは2020年中に全機退役する。その前に、ここ百里にはF2部隊がやってくるという。F2はF16をベースにした美しい戦闘機だ。つまり2020年は、F2とF4ファントムの競演が見られる時期がある。F2が百里に来たら、また必ず見に来たいと思います! みなさまありがとうございました! 敬礼! 取材・文/清水草一
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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