恋愛・結婚

女性と話すことがない彼が結婚できた「たったひとつの会話術」

「相手の話を聞くこと」は大切。でも、それだけでは…

会話

※写真はイメージです(以下、同)

 先日、成婚したケンさん(仮名・32歳)さんは一年前、私の元へ相談に来た際、「友人に紹介してもらったり、婚活パーティに行ったりしても彼女ができません。女性の前で何を話したらいいかわからなくて、あまり会話を盛り上げられないのですが、どうしたらいいですか?」と悩みを打ち明けるほど、女性とのコミュニケーションに自信がありませんでした。  恋愛経験がないことも自信がない理由のようで、どうしたら女性を楽しませられるのか悩んでいるようでした。  ただ、会話が続けば恋愛につながるわけではなく、お互いが深まるように関係をつくることが恋愛や結婚をするためには必要です。  ケンさんも多くの書籍やコラムを読み、「傾聴する」という重要性はわかっているようでしたが、聞くだけでは仲は深まらないし、女性が楽しそうじゃなくなるから2回目につながらないとのことでした。  そもそもコミュニケーションというのは「聞くこと」「話すこと」、そして「身振り手振り」「表情」など総合的な要素が必要です。ただ、「話すこと」に自信のない人はすべてが自信なさげに見えてしまいます。それでは、いったいどんな話をするべきなのでしょうか。  大切なのはケンさんが話をしたことをきっかけに相手も話をしてくれること。話すということを通して、相手の心が開き距離が縮まることです。  一番話しやすい話題としてケンさんにおすすめしたのは「失敗談」。失敗した話なんてダサくてしたくないと思う男性も多いかもしれません。もちろん大きな失敗談じゃなくて大丈夫。そして、「失敗談+学んだこと」という順番に話すのが大切です。  例えば、私の実話を例に出すと、「中学生のとき、ずっと好きだった男子にラブレター書いたら、それをクラスの男子みんなに見せていて、すごい傷ついたんだよね。でも、男性ってラブレターが嬉しいんだなって学んだし、その彼はおしゃべりだって付き合う前にわかった。それからラブレターとか残るものに気持ちは記さないって決めたんだ!」という感じ。  人は相手の失敗談を聞いたとき、「この人もそんな一面あるんだ!」と思ったり、「大変な思いをしたんだな」と違う一面を見てくれたり、共感してくれたりします。  さらにその失敗経験をポジティブに捉えて、自分に生かしているという面を見ると、相手に近づけた気がして、その人の魅力を感じたりもします。
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失敗の経験があるからこそ伝わる魅力
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