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緒戦の雪辱なるか。稀代のギャンブラーが練り上げたGⅠ・高松宮記念の予想とは?~李正侑の「払い戻しはこちらへ」vol.2~

高松宮記念で注目すべき馬は?

 とは言ったところでだ。  タワーオブロンドンにダノンスマッシュ、グランアレグリア。このあたりの人気馬を全部ばっさりって訳にも行かない強豪揃いの番組になったものだ。  まず軽くオーシャンSの回顧を頭の中で振り返って見る。  あの日の喧騒や興奮までもが俺の脳内に蘇ってくる。  タワーオブロンドンのテンションがやけに高かったんだ。操縦性の高いいつものタワーなら、スタートしてからもっとポジションを取りにいけたはずだが出していかない。あれは引っかかる可能性があって出しに行けなかったのでは? と見ていて、それはゲートがお世辞にも良くなかったダノンスマッシュの方が前に行けた点からも分かる。  当然ダノンスマッシュが力をつけて、もうどこのコースにも対応できるようになっている点もあるだろうが、『タワーオブロンドンより外枠だったこと』『ペースが平均速めで外枠が皆脚をなくしたこと』『内伸びであった馬場』という要素もあった。  仮にタワーオブロンドンがもっと落ち着いていたら、結果は変わっていたとの仮定から、高いのを狙いに行くならこの際ダノンスマッシュは割り引いて馬券を買いたいと思う。  食指はグランアレグリアに動く。  というのもこの高松宮記念、中京の長い直線とは裏腹に、上がり3ハロン3位以内の馬で勝ったのはロードカナロアとセイウンコウセイだけで、直線の切れ味というよりは直線に向いた時の位置取り。  4コーナーでは四番手以内にはいて、なおかつそうは止まらない馬。グランアレグリアが先行策から押し切るシーンが頭に浮かぶが、湿ってしまった馬場だけが残念な思い。  重くなって面白いのは、とにかく中京は走るセイウンコウセイと、距離は違えど左回りでは相当骨っぽい面子と接戦もあるステルヴィオ。  基本的に高齢馬が来ないレースでもありナックビーナスは前走の内容はよくも消し、他にも馬格がないととか外枠は消しだの色々わかりやすいデータもある。そこまで加味してもあとはグルーヴィットくらいか。  グルーヴィットは中京なら短縮でも崩れないと見ているし中間も非常に気配が良かった。同じロードカナロア産駒でも高め追及ならダノンスマッシュよりこっちじゃねえかな。  以上、本命は人気でもタワーオブロンドン。相手にグランアレグリア、セイウンコウセイ、ステルヴィオ、グルーヴィット。馬連流し4点に3万ずつと、保険でタテ目の相手4頭BOX6点を5000円ずつ。今回はこれで行くことにする。  どうにか格好を付けさせてほしいもんだぜ。  じゃあまたな。  世間がコロナで騒がしいが、この先何があるかなんて誰にもわかりはしねえ。母ちゃんに電話するなり忘れていた親孝行をするなり、好きなあの子に告白するなりと、悔いがねえように生きておいた方がいいぜ。
新宿・歌舞伎町を根城にするギャンブラー。競馬競輪、ボートにバカラと賭け事ならなんでもござれ。座右の銘は「給我一個機会,譲我在再一次証明自己」
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