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コロナでクレーマー高齢者が急増?熟女キャバ嬢が証言「老害は昔からいる」

若者と喧嘩する客も

 最近はスナックでも若いキャストや客が増えているため、昔のままの感覚で飲みに来てクレームを付けてくる高齢客が非常に多いという。地方のスナックでママを務める静香さん(仮名・35歳)は、店で起きたこんなトラブルを語ってくれた。 「若いお客さんに対して、やたら敵意むき出しで突っかかっていく高齢のお客さんは多いですね。しかもそういう人に限って自分から絡みに行くんですよ。最初は普通に話していたのに、いきなりキレるとか。前に50歳のお客さんが別グループの20代の男の子に話しかけていたのですが、その子の態度が気に入らなかったのかいきなり掴みかかっていったんです。  どうやら、その男の子の受け答えが気に食わなかったようなのですが、こっちからすると若者に難癖つけたがる老害にしか見えない……。乱闘になりかねなかったので、さすがに店の女の子全員で止めましたよ。喧嘩をふっかけたお客さんには帰ってもらい、次、あんなことしたら出禁だからと告げました。 防犯カメラ 地方ではクレーマーだけでなく何歳になっても自称現役のイケイケな高齢者も多いんです。知り合いのママから聞いたのですが、20代のキャストを口説きまくる60代の客がいて、その子が落ちないと分かった途端『水商売なめてんのか!』と説教をしだしたそうです。ママが注意したら帰り際に店の看板を蹴って壊す姿がビルの防犯カメラにしっかりと記録されていたそう。本来なら警察沙汰ですが、馴染みの知り合いも多い客なのであまり大事にしたくないらしく、とりあえず出禁にしたと言っていました」  もはや犯罪レベルの話だが、地元で長く店を続けるためには出禁にすることが精一杯だと静香さんはいう。ちなみに現在、夏海さんも静香さんも休業中だが、高齢客からの「休みなら会おう」という連絡が絶えないらしい。当然、断っているというが、ハケぐちのないストレスを発散するために企業などにクレームをつけている高齢者もいるのかもしれない……と2人は話す。このようなクレーマー客の受け入れ先としてキャバクラやスナックは不可欠なのかもしれない……と思った。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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