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コロナが家族を分断…北海道に単身赴任中、娘の誕生日にも帰れない

生活に行き詰まりコロナ復縁を懇願するも元嫁は拒絶

リストラ

※写真はイメージです

「コロナショックでひとり親の限界を身に染みて感じています……」  そう話すのは、2歳の子供を育てるシングルファーザーの平野巧さん(仮名・37歳)だ。1年前に嫁の浮気が原因で離婚。それ以来、育児との両立を図るため、専業デイトレーダーで生計を立てていた。 「昨年までは月10万円ぐらいの利益でコツコツやってきましたが、2月の頭からコロナの影響でマイナスが続いて。貯めていた子供の児童手当も注ぎ込みましたが、結果的に70万円の大損になりました」  不安定なデイトレ生活に見切りをつけて、2月中旬にハローワークに通い始めたが、すでにコロナの影響で求人募集の停止や説明会の中止が相次いでいたという。 「当時、息子は保育園に預けていたので、昼間は毎日通いましたが、なかなか応募にも至らない。ストレスで昔患った統合失調症が悪化するかと思いましたが、コロナの危険性を考えると親も頼れない。薬を服用しながらの就活と育児で発狂しそうでしたよ」  そんなある日、保育園から子供が熱を出したと連絡が入る。 「39℃近い熱と咳をしていて、正直覚悟はしました。夜間救急の病院に駆け込み、診察の結果は風邪だった。でも保育園からは、“熱が下がって24時間後でないと預かれない”と言われ、助けを求めたのが元嫁でした。懸命に看病している姿を見たら、子供には母親が必要だなと痛感しましたね」  コロナの感染が広がり、就活で外出するのもリスクが高いと一時中断した。日々生活が厳しくなっていくつらさもあり、復縁を懇願したが元嫁に拒絶されてしまう。 「そのとき、離婚の原因になった男と近々再婚すると知らされたうえ、“やっぱり子供が心配”と。生活が立ちゆかなくなって、大事な息子まで奪われてしまうと思ったら怖くて仕方がないですよ……」  2歳の息子は、外で遊べないストレスでぐずりが悪化。元嫁は、定期的に息子の面倒を見に来るようになっているという。新型コロナは、彼からすべてを奪おうとしているのかもしれない。 ★心療内科医・海原氏から処方箋 まずは元嫁はもう妻ではなく、”子供の母親”であると認識すること。日にちを決めて面倒を見てもらい、それに対してもきちんと報酬を渡すなど、改めて彼女とのルールを設けましょう。そうすれば元妻への依存心を矯正でき、自分に対する自信もついていきます。その間に仕事を見つけて生活の基盤をつくることです。 【精神科医・Tomy氏】 ’78年生まれ。コラムニスト。著書に『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』がある。Twitterでも生きやすくなるアドバイスを発信中 【心療内科医・海原純子氏】 ’52年生まれ。医学博士、心療内科医、産業医として活動。『男はなぜこんなに苦しいのか』、『こころの深呼吸 気持ちがすっと軽くなる』など著書多数 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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