恋愛・結婚

車いすYouTuberギャル・渋谷真子が語った「生と性」

女性特有の悩みやバリアフリーの現状を動画で訴える理由

 尿漏れ事情や駅員への態度など、視聴者から叩かれても、女性特有の悩みやバリアフリーの現状を動画で訴える渋谷氏。その理由とは。 「脊髄損傷は身近なケガなのに、私が欲しい情報を発信している車いすユーザーが日本には少なかった。今後私と同じ悩みを持った脊損患者を助けられたらなと。対して『駅員の昇降機の使い方が不慣れ』や『完全バリアフリーを謳うホテルなのに部屋のハンガーラックに手が届かない』などの問題提起に関しては、障害のある人がバリアフリー設備を意識せずに生活できる社会になってほしいから」
渋谷真子氏

「障害者になって初めて男性と一夜を過ごす際、満足させる自信がなく『抜いてあげよっか』と伝えたら『お店じゃん』と笑われた」

 社会への問題提起しかり、排泄や性事情をあけすけに語るのは、弱者ではなく“普通”でありたいことへの思いが強いからでもある。 「性欲は人間の根源的な欲求なのに、“障害者”というだけでアンタッチャブルな話題になってしまう。そういう垣根を少しでもなくしたいんです。そして健常者と障害者を分断し『弱者だから助けてあげる』といった上から目線ではなく、友人や彼女が困っているから手を差し伸べる。そんな感覚で、私は“普通”に接してもらいたい」  多くの人が障害のある人たちに対して抱く“暗さ”こそ、まさに偏見であり、それは彼女の明るさを“普通じゃない”と思ってしまったことにも表れている。渋谷氏が持ち前の明るさで、車いすで生活する人々のイメージを変えていくことを願っている。
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日本のバリアフリー、なぜ遅れてる?
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