恋愛・結婚

酒癖の悪い父が新婦友人の感動スピーチに乱入。血の気が引いた…

当日は台風襲来&スピーチ途中に酔った父の乱入…

 式当日が来るまで、気が重くなっていたという山岡さん。会場代の安さにつられ、仏滅に式を挙げたせいか、式当日にはその年最大の台風も襲ってくる始末だったというから同情する。 「最寄駅からマイクロバスなどを利用する立地にある式場だったので、招待客がちゃんと来られるか心配でした。遅れてきた人もいましたが、なんとか式は時間通りに開催できました。ただ、電車が動かなくなる可能性があったため、なるべく遅くならないように気を使いました。天候の悪化や、父が酔っていないかも気になり高砂席からちらちらとチェックしていました」  結婚式は、入場から乾杯など問題なく進み、和やかなムードに。しかし、中盤の見せ場である、新婦の友人のスピーチに、悲劇は起きた。 「妻の大学時代の友人二人が、思い出話から、妻の人となりまでを感動的な内容でスピーチしていたんです。それなのに、気づくと父が立ち上がって、事前に用意していた光る被り物を頭にかぶって、スピーチしている二人の間に入って乱入したんです。 披露宴 おぼつかない足取りで、『おめでとう』と話し出す父の姿に、僕の血の気が引いていくのがわかりました。父はそのままスタッフに何事もなかったように連れ去られていきました」  あらかじめ、飲酒量を飲みすぎないようにコントロールしていたはずなのに、はた目から見てもわかるほど、山岡さんの父は、酔っていたそうだ。 「どうも、焼酎ではなく、高い酒が飲めるからと言って、ずっと日本酒を頼んでいたようだったんです。司会の人に『新郎の父は具合が悪くなった』と言って、控室に帰って貰いました。それなのに式後のロビーにまた出没し、参列者たちに話しかける父の姿を見つけ、また控室まで連れて帰りました」  台風襲来から、父のスピーチ乱入と一日中、落ち着かなかったという山岡さん。結婚式という習慣がなくならない限りは、式に乗り気ではない男性たちの気持ちも休まらないかもしれない。<取材・文/池守りぜね>
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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