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東京都在住でGoToを利用する人たち。その手口と言い分

羽田発のパッケージが激安

Go To トラベルキャンペーン

写真 Go To トラベルキャンペーンHP画面より

 前出の旅行が趣味のAさんは、GoToキャンペーン関連では羽田発の便が現在の狙い目だと語る。 「現在の制度上では一応東京都民がGo toキャンペーンを使えないなかで、東京発着の便は需要がないので需給バランスが崩れたのか、羽田発のツアーパッケージなどは破格の値段になっています。例えば、ハイシーズンの夏休み前後でもGo toキャンペーンを適用すれば、沖縄旅行2泊で航空券+ホテルで一人1万円未満などもザラにあります。また、普段は手が出ないような高級ホテルも半額になっているので、旅行者にとっては絶好の機会ですね」  主な情報収集の方法はTwitterだ。 「Twitterで陸マイラー(マイルなどのポイントを貯めて無料で旅行している方)の人たちがGo toトラベルを活用したお得な情報を発信しているので、その情報を参考にしています。人気の宿のお得料金情報などを発信しているので、暇さえあれば彼らの発信を参考にして次なる目的地を妄想していますね」  当初はGoToキャンペーンを適用した予約サイトも整っていなかったが、徐々に専用のWebページも開設された。Aさんは色々な旅行会社を比較したところ、「航空券+ホテル」ならYahooトラベルか一休、「新幹線+ホテル」は、日本旅行のサイト経由が安いという。  また、GoToキャンペーンの他にも自治体が独自に企画している宿泊費割引や金券などもある。 「例えば、北海道札幌市では、サッポロ夏割と称して市内の対象施設の宿泊料金を1人1泊あたり5,000円割引する札幌市の宿泊割引キャンペーンです。また対象ホテル宿泊者に札幌のお店で使える1泊一人3千円の金券を独自に配布したりしています。これらをGotoキャンペーンと合わせれば、通常の9割安で旅行できますよ」  ネットから情報を集め、8月末以降も数回の旅行を計画中だと言うAさん。 「東京がGoToキャンペーンから除外されたおかげで需給バランスが崩れ、東京発着は破格のツアーなどが出ているので、ある意味ありがたいです。このまま東京が除外され続けてほしいですね。除外が終われば旅費は上がってしまうと思うので、今がチャンスとばかりに旅行しまくるつもりです。感染対策には十分に気をつけながら地方経済を活性化させますよ」  たしかに観光収入が主な地域の経済を回す必要はもちろんあるが、自分本位に旅行をするAさんは勝手極まりない。東京都在住者に限らず、旅行をする人は事前の体調管理・体温チェックをしっかり行おう。 〈取材・文/日刊SPA!取材班〉
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