仕事

入社3か月で退職した新入社員「女一人の職場でキャバ嬢扱い…」

「早期退職は別に悪いことではない」

悩み『特にこの業界はお金持ちと結婚しちゃえば、女性は働く必要ないから~』と言われて、上司すらやりがいを感じない仕事に費やす時間が無駄だと感じるようになりました。新型コロナの影響で全社的にリモート(ワーク)が推奨され、私も入社直後の研修こそリモートでしたが、配属された職場はリモートが難しい部署だったので、みんな通常通り出社していましたね。他の新入社員はみんなリモートなのに……という不満もありました」  会社に行くことに強い不安感や緊張感を抱くようになり、不眠や食欲不振などの症状が現れた新卒三か月でやめたマンさんは、直々の上司に退職の意思を伝えたという。 「帰宅途中の道端でしゃがみ込んで動けなくなってしまったり、ふと涙が止まらなくなったり、自殺を考えてしまうほどの鬱状態に陥って、限界を感じました。退職の希望を願い出たときは『〇〇さんが!?』と、かなり驚かれましたね。もともと明るい性格で、他の部署の社員とも仲が良く、新入社員の中でも代表で仕事を任せてもらったりしていたので。  もっとも私にはそれもストレスになっていたんですが……。何度も面談が行われ、引き留められました。辞めたい理由を訊かれ、会社への不満と自分の精神状態を伝えるのがとにかく苦痛で。面談中に過呼吸を起こし、嗚咽するほど泣いてしまうこともありました」  人事担当者からは試用期間終了後の部署異動や一般職への転換、休職も提案されたようだが、その決意は固く、精神科を受診して適応障害と抑うつ状態の診断書をもらって挑んだ最後の面談でも迷わず退職を選んだそうだ。 「仲の良い同期には『早すぎ!』と言われましたが、みんな『確かに就活詐欺だし、寂しいけど早い方がいいかもね』と背中を押してくれました。両親も『身体を壊して、自殺してしまう前に辞めろ』と理解してくれて。  退職前は不甲斐なさと申し訳なさでいっぱいで苦しかったんですが、大手企業に就職した大学の知人などから同期や友人が早期退職した話も聞き、別に悪いことではないと思えるようにもなりました。退職した翌日からはとてもスッキリした気持ちでしたね」 退職願 退職してから約2か月が経った現在は転職サイトをチェックしつつ、実家で家事・手伝いをしている新卒三か月でやめたマンさん。睡眠や食事も徐々に人並みにとれるようになり、精神的にも落ち着いてきたと語った。 「一度は本当に死を考えるほど追い詰められましたが、いまは全くそのようなことはなく、自分を見つめ直す時間を持てています。コロナ禍の転職活動はかなり厳しいと、退職前から覚悟していたので、年内には転職できたらいいなと。まずはまともに働けるようになることが目標ですが、以前のように正社員で働くと、同じように心身を壊してしまうのではないかという不安な気持ちもあるので、派遣・契約社員も考えています」 <取材・文/伊藤綾>1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。Twitter:@tsuitachiii
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