仕事

『半沢直樹』ばりに上司を告発した不動産社員「取引先もみんなグルだった…」

圧力に耐えかねて会社を去ることに…

「『ウチみたいな小さな会社が仕事をもらうには大変なんですよ』とバックマージンのことは否定しませんでしたが、それ以上の話は聞けずじまい。不正なお金のやりとりを示すような証拠も入手できなかったので本社に訴えることもできず、それ以上の追求は諦めざるを得ませんでした」 リストラ このころになると上司だけでなく営業所長からの圧力も表面化。担当していた仕事を次々と外され、最後は雑用しかさせてもらえなかったそうだ。 「私を追い出そうとしているのがわかりました。でも、この会社に居続けても自分に明るい未来はないと思い、会社を辞めました。2人からは『残念だ』『次の会社でも頑張ってくれ』と言われましたが、きっと心の中では笑っていたんだと思います」  社員が個人的にバックマージンを受けると、背任罪に問われる可能性がある。不正を見逃してはならないが、会社に報告するにも決定的な証拠が必要だ。  役職が上の相手だと自分が潰される場合もあるため、慎重に行動したほうがよさそうだ。<取材・文/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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