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大阪で若い女性のホスト離れが加速?「中性的なホストに魅力を感じない」

中性的なホストに魅力を感じない

リナさん

リナさん

 そんな中、今のホストに対して穿った見方をするのは、大阪キタのキャバクラに勤務するリナさん(仮名・25歳)。 「最近の流行りなのか知らないけど、今のホストって女子でいう『地雷系』(病み系)みたいな髪型やメイクをしている人がすごく多いと思うんですよね。私が中学生くらいの頃はホストがよくメディアに出ていて、当時はスジ盛りやウルフヘアーなどいわゆる『盛り髪』全盛期。そのときはすごくカッコよくって『大人になったらホストクラブに行きたい!』と思っていたんです。  でも、最近は整形とメイクのせいかどんどん中性化してきてるんです。コロナの影響なのかSNSでも『病んでるアピール』をするホストも多いし。東京ではあの感じがイケてるのかもしれませんが、関西人から見るとちょっとナシかな~。  なので、ホストに通っているのもキャバやガールズバーの子ではなく、メイドカフェで働いているようなV系好きな女の子のイメージが強いというか。単純に、病んでる系男子が私のタイプではないんですよね(笑)」

ホスト界はカリスマ不足?

 また、「以前は東京のホストにハマってたけど……」とボヤくのは、大阪のキャバクラに勤務するミウさん(仮名・26歳)。 「今の大阪ってカリスマと呼べるホストが全然いないんですよね。多分、若い子のホスト離れは、それが原因でもあると思いますよ。私は10代の頃から当時の有名ホストの追っかけみたいのをやっていて、成人してから東京まで通うようになったんです。  元カリスマなだけあって飲んでいて楽しいのですが、お金にダラしなくて。何度かお金を貸したことがあるんですが、未だに返ってきていませんね。それでコロナが流行して店がヒマなのか、最近また『お金を貸して』と言われるようになって……だんだん、冷めてきちゃいました」  事情はそれぞれだが、大阪の若い女性のホスト離れが進んでいることは間違いないようだ。筆者もたまに大阪のホストクラブが多いエリアを歩くことがあるが、ホストに対して女性の姿はほとんど見かけなくなった。コロナ禍における夜の世界は、今後どのように変わっていくのだろうか。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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