ゆきぽよ、重盛さと美らの“自作ラップ”が人気。プロ顔負けの動画も
ゆきぽよ:ギャル節全開のリリックで、視聴者の心に眠るギャルを呼び覚ます
ミュージックビデオでは、ラッパーのSLOTH(スロース)と専属ヘアメイクのLESLIE(レスリー)が参加しており、各パートはそれぞれが作詞を手掛けている。トラックは、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のサントラ『Boss bitch』を引用したもので、スタイリングもハーレイ・クインを意識しているようだ。 ゆきぽよのパートは「1,2 1,2 マイクのテストとかやり方知らないゆきぽよです 今も昔もずっとギャルやってる てかラップの仕方これで合ってる?(原文ママ以下同)」というリリックに始まり、「えーゆきは辛味チキンが好き でも男は絶対チキンじゃ無理 イケイケな金持ちで卍が良い けど無理なのは馬鹿な勘違い男」と続く。 ギャル節全開なリリックはしゃべり言葉のように展開されて、リズムに対して言葉がテンポよく敷き詰められている点と、それでいてきちんと韻が踏まれている点を見れば、非常にクオリティが高いように思える。このクセになるリズムとライム(韻)、ギャルを体現したかのような歌詞が不思議な中毒性をもたらしたようで、現在150万回以上再生されている。
ブライアン:プロ顔負けの圧倒的な出来栄えでヒップホップ業界震撼させる
「日本のラッパーって・・・ 下手じゃね? 真似できない踏み方を見せるぉ」というタイトルのその動画は、「思ったけど、この国ラップの進化だけ遅いよね。ちょっと少しは俺のを参考にして、いいの作ってくださいよ」とのメッセージが投げかけられたその後にラップがスタートする。 のっけからプロの日本語ラッパーたちを煽りだしたことには驚いたが、真に驚くのはその緻密に設計されたリリックだ。素人目から見てもとてつもなくハイセンスな内容で、「こんなワードやライム、どうやって思いつくんだ」、「そしてそれをどうやったらこんなテンポよくリズムに合わせられるんだ」と思わせられる展開ばかりなのだ。 この動画がアップロードされて以降、ラッパーに喧嘩を売るラップ、“beef(ビーフ)”を仕掛けたブライアンに対し、様々なラッパーが「#打倒ブライアン」というハッシュタグを掲げてアンサーを返した。ディスり合いは白熱し、ヒップホップ界は大いに賑わったようだ。 ――3つの動画の合計再生回数は3000万回以上にものぼり、それぞれ大きな話題を生んだ。彼らの意外な才能とラップを愛する情熱が、多くの人々に感動と興奮を与えたことは想像に難くない。 <文/二階堂銀河(A4studio)>
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