更新日:2020年12月23日 15:54
カーライフ

夫婦キャンプ旅、釣りに大活躍!軽トラ自作キャンパーのススメ

3代目は思わず二度見してしまう自作×自作のコラボ

 下の写真の船は佐藤さんがFRPで手づくりしたもので、船を牽引しているのが3代目のキャンパーだ。

キャンパーで引っ張ってきた船を岸壁から海に下ろして釣りに出発!

 軽トラキャンパーが船を引っ張る様子は二度見必至のインパクトがある。そんな不可能と思えることを創意工夫で乗り越えてしまう行動力が、佐藤さんにはある。
みんなの遊べる軽トラ

岸壁ギリギリまで軽トラをバックさせて、クレーンでゆっくりと船を下ろす。船の重さは200㎏ほどなので、キャンパーを積んだ軽トラが浮くことはない。あとは好きなところで釣りを楽しめばいい

「農業をやっていると釣り船の出発時間に間に合わないことも多いんです。それで、ならば自分でつくってしまおうと」
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佐藤さんが手がけた3代目のキャンパーはスギ板でつくられている

 しかも、キャンパーに積んだクレーンを使えば岸壁から直接、船を海に下ろすことができるため、なんとそのまま釣りに出かけられるのだ。
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とても落ち着いた雰囲気のシェル内部

「大半の漁協は組合員以外に港のスロープを使わせてくれませんが、自分で船を下ろすのならOKだというのでこの方法を思いつきました。まさか本当に下ろすと思っていないのか、大抵ビックリされますね(笑)」
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釣りするときは3代目の出番!

 木製の3代目は落ち着ける雰囲気に加え、キッチンや電子レンジなどの設備もひと通りそろっているので、佐藤さんは農作業のときの休憩所としても活用しているそうだ。
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●車種=ダイハツ ハイゼット トラック● 年式=2011年●駆動方式=パートタイム4WD●トランスミッション=5MT●走行距離=143,600㎞

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キャンパー/●キャビン構造=ツーバイ工法●構造部材=合板●完成日=2020年6月●外部仕上げ屋根材=合板/外壁材=合板/塗料=FRP・ゲルコート]●内部仕上げ[内壁=ベニヤ・壁紙]●製作費=40万円

<写真/山田耕司> <取材・文 後藤 聡> 軽トラと近代建築とひとり旅を愛するライター。3年前に訪れたスリランカでは、日本の中古車がボディの文字を消すことなくそのままの状態で多数走っているのに驚かされる。どんな“前職”と出会えるのかが、旅の間のひとつの楽しみだった。
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多彩な遊び方、DIYキャンパー、オフロード走行…… 世界に誇れるジャパンクオリティ「軽トラ」の魅力を深堀りする!
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