エンタメ

ライブがなくても「稼げる/稼げない」アイドルの明暗、コロナ禍でくっきり

ライブができない、バイト先も休業…

女性 珠里さんとは打って変わって「もう死にそうです」とうったえるのは、同じくライブアイドルの真夏さん(20代・仮名)。彼女は、緊急事態宣言でライブやイベントが延期したことに加え、アルバイト先も休業してしまった。 「ライブアイドルをやっているのですが、まだレッスンばかりでライブにはそんなに出れない。ライブに出てもまだまだ人気がないから、交通費がマイナスになる日も多かった。だから、スナックでアルバイトをして月15万円ほど稼ぐ形で、なんとか生活できている感じだったのですが……」  東京都下の家賃5万6000円のアパートで一人暮らし。週末をアイドル活動にあてて、生活費をスナックのアルバイトでまかなう形で生きていた。だが、現在は飲食店に時短営業の要請が出され、休業を決める店も少なくない。  まさに、人生の岐路に立たされている状態だが、実家には戻れない事情があるという。

実家には帰れない理由

 真夏さんは東北生まれ。高校を卒業後、一度は就職したもののどうしてもアイドルになる夢が諦められなかった。そして、2019年に上京してきたという。 「アパレル店員をやっていましたが、ぜんぜん楽しくなくて。地元にいた頃からいろんなユニットに履歴書を送って、いくつか返事をもらえたので上京しました。ようやく精力的に活動していこう!って時に、1回目の緊急事態宣言。メンバーも脱退する子やモチベーションが下がってしまった子が多かった。レッスンさえも“密になるから”ということで、満足にできませんでした」  周囲に啖呵をきって上京した手前、すぐには帰れない。けど、収入がない。 「月額制の動画投稿サイトとか、ライブ配信とか、いろいろやってみたのですがあまり稼げなくて……。スナックでバイトしていたのに人見知りなので、“顔の見えない知らない相手”にトークし続けるのは私には向かなかったです」  真夏さんは今、アパレル正社員時代の貯金を切り崩して生活している。貯金の残高は80万円だとか。 「どうしても諦めきれなかったアイドル業。ちゃんとやってみて売れなかったら諦めがつくけど、このままコロナが理由で諦めざるをえないかもって考えると虚しいです」  今回の二人のケースで明暗を分けたのは、オンラインをうまく使いこなせるか。ウィズコロナの時代、それにかかっているのかもしれない。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
1
2
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】