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「旅行に行ければ行くほど、学力は上がる」と現役東大生が考えるワケ

◆頭のよくなる旅行法1「旅先の情報を調べる」

調べもの まずひとつめは、旅行先の情報を調べるということです。現地がどのような地形、気候なのかや、どのような歴史を持っているのかなどについて調べるというだけで、社会科的な学びが一気に深まります。  たとえば、石川県に旅行するとなったとき、「加賀百万石」なんて言われることがあるかもしれませんが、これについて疑問に思い調べれば、「石川県はかつて百万石を誇る大名である前田氏が治めていた土地である」ということがわかるでしょう。  そうすれば、江戸時代について勉強をするときにも、「石川県を治めていたのは百万石を誇った前田氏だな!」とすんなり覚えることができます。

旅に出ると有益な雑学が身につく

 また、海外に行くときにも同様です。この場合には、交通システムなどについても調べると学びがあったりします。東南アジアの国々は基本的に右側通行をルールとしているのですが、タイとマレーシアだけは左側通行になるといいます。  なぜなのかといえば、もともとマレーシアを植民地として統治していたイギリスの影響により、この2国はイギリスと同じく左側通行になったのだといいます。  これを覚えていれば、「かつてマレーシアを統治していたヨーロッパの国は?」と問われても、「イギリス!」と即答することができます。 「たかが豆知識レベルの雑学」といわれてしまえばそれまでではありますが、たとえ雑学であっても、役立つ知識を覚えるためのとっかかりにすることはできます。  よく観光スポットに字がギュウギュウに詰め込まれた立て札が立っていることがありますが、もし時間があるようなら、一つひとつ丁寧に読んでみることをオススメします! たったそれだけでも積み重なれば、意外なほど大きな知識をもたらしてくれるからです。
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旅行をさらに有意義にするためには?
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