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「旅行に行ければ行くほど、学力は上がる」と現役東大生が考えるワケ

◆頭のよくなる旅行法2「旅先の特産品を調べる」

青森 ふたつめの「頭がよくなる旅行法」は「旅行先のお店で取り扱っている商品に注意する」というものです。街角でどのような産業が発達しているのかなども含みます。  たとえば、飲食店のメニューは注目するべきポイントです。商店街の居酒屋さんなどは店前におすすめメニューを書いた黒板を置いていたりしますが、よく見てみると、地元ではなかなか見かけないメニューが書いてあることも少なくありません。

体験と結びつくことで知識は定着する

 また、お土産屋さんは絶好の場所です。基本的にその地域でとれた特産品ともいえるものを観光客向けに売っているわけですから、お土産として売られているものは特産品として認められるほど、その地域で生産されているということになります。  これは地理的な知識を身につけるうえで非常に役に立ちます。地理の教科書を読んだ時に「青森県のリンゴの生産量は日本で一番です」という記述を見つけたとしましょう。  このとき、青森県に旅行に行ったことがあるか否かで、この知識を覚えることができるかどうかに深く関わってくるのです。  もしも青森県に行って遊んだことがあれば、「青森県はリンゴの生産量が日本一なのか。確かに青森ではリンゴ狩りもしたし、リンゴのゆるキャラも見かけた。お土産屋さんにもリンゴを原料にしたお菓子がたくさんあったなぁ」などとして、知識と自身の体験を強く結びつけることができるでしょう。
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青森を「リンゴ」だけで終わらせてはいけない
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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