ライフ

「旅行に行ければ行くほど、学力は上がる」と現役東大生が考えるワケ

「リンゴだけ」で青森を終わらすのはもったいない

土産屋 このときにリンゴ以外のモノも見かけていれば、別の知見が生まれることもあります。  青森県はニンニクの生産量も日本一ということで有名なのですが、お土産屋さんコーナーでニンニクを見かけていれば、「そういえば、あの店にはリンゴ以外にもニンニクがあったな。青森県はニンニクの生産量も多いのかもしれないな」と思い出すことで、別の特産物についても気づくことができるかもしれません。  一方で、青森県に行ったことがないというのであれば、「青森県のリンゴ生産量は日本で一番です」という記述からしか、その知識を得ることができません。ここから自身の記憶などとこの知識を合わせて、別の知見を得ることもかないません。

土産屋は「街のインフォメーションセンター」

 このようにして、実は街のお土産屋さんという場所は、非常に多くの情報が行きかう「街のインフォメーションセンター」なのです。  たった1回の旅行とはいえ、その場所で注意を払うことさえできれば、さまざまな情報が飛び込んできます。  それらの情報を無駄にしないように意識をするだけで「旅行しているだけなのにどんどん頭がよくなっている!」という状態になることができるのです!
次のページ
旅行に行けなくても近しい体験ができる!
1
2
3
4
5
おすすめ記事