風俗、ギャンブル、借金etc.「ダメ男の流儀」を爪切男×鈴木もぐらが語る
どん底の人間がそこにいるときにだけ聴く音楽
爪:パチンコでカネを溶かすのって、なんか独特な快感がありませんか? パチンコで負けた帰りは、いつも必ずアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」を大音量で聴いていました。
もぐら:どん底の人間がそこにいるときにだけ聴く音楽っていうのがありますよね。
爪:「風俗帰りはくるりの『東京』が一番だ」ってSNSで言ったら、ファンに怒られましたけど。
もぐら:そこだけ切り取られちゃうとねぇ。風俗って、日雇いで心血注いで働いたお金を一瞬で溶かす、特別な空間で特別な時間なわけですよ。汲み取れるかどうかは、これまでの“歩み”がものをいう。
初風俗のきっかけはパチンコに負けまくったとき
爪:安いピンサロ行って、とんでもない人を摑まされて、阿佐ヶ谷の釣り堀でひとり釣りをするのが一番好きだったんですけど、誰からも共感を得られませんでした。
もぐら:動の極致と静の極致。侘び寂びを感じますけどね。
爪:ピンサロの、周りのお客さんとの共犯関係がまた良くて。みんな最初は恥ずかしがってるけど、人生の先輩方がすごい大声で喘いでいるのが聞こえてくると、「俺もいいか」と思ったり。
もぐら:楽しみ方が、なんか初めて銭湯行ったときみたいな感覚ですよね。新参者がタオルで前隠してモジモジしてる横で、おっさんが「あ~」とか言ってちんこ丸出しでお湯に浸かってる、みたいな。
爪:そうやって作法が受け継がれていくんでしょうね。今、若いコを見かけたら僕が積極的に喘いで、「声を出していいんだよ」っていうのを伝えてます。
もぐら:僕も初風俗のきっかけはパチンコに負けまくったとき、「流れを変えるには人の力を借りなきゃいけない。一番効率的なのは風俗だ」って、常連のおっさんが教えてくれたからでした。
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『働きアリに花束を』 爪切男が紡ぐ「勤労エッセイ」
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