お金

中古ベンツの2年間の整備代は104万円。「高い」と思えないユーザー心理とは

この2年の総額

 ここまで、W140の整備内容を細かくご紹介しましたが、これらをまとめた費用が約104万円となるわけです。  この104万円に関してですが、主治医としている整備工場への支払いが約83万5000円で、車検法定費用やタイヤ代、ディーラーへの支払いなどが約20万5000円となります。  なお、整備工場の約83万5000円についての内訳ですが、部品代が約48万8000円、工賃が約34万7000円です。
最近の状態にはとても満足している

最近の状態にはとても満足している

最後に

 このように、100万円の整備代がこの2年でかかったわけですが、実際にその費用をかけた張本人の私の感覚としては、「高い」という感覚がありません。なぜなら、整備すればするほどW140の乗り味が良くなっていくからで、整備代がかかることにストレスがなかったのです。  ただ100万円あれば、高級腕時計の人気モデルを購入可能であるため、腕時計投資家としては、この100万円という予算で、時計を買うべきだったいえるかもしれません。  とはいっても、私にとってこのW140はとてもお気に入り。時計を買うのも良いですが、1本我慢して、好きなクルマにお金をかけるというのも悪くなかったと思っています。 ただし、クルマは腕時計と違って、「買った値段よりも高く売る」ということは困難。さらに、整備代に費やした金額は売却する時「上乗せ」されるわけではありません。ですから、クルマにお金をかけるといった場合、長期に渡って所有する予定の車両が良いと思います。 <文/斉藤由貴生>1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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