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公道を走れる電動キックボード。一ヶ月走ってみてわかったメリット・デメリット

小型ゆえの取り回しの良さがメリット

 メリットはやはり、小型電動モビリティゆえの取り回しの良さ。電車移動の際にも駅まで電動キックボードで移動し、折りたたんだらそのまま電車に乗って移動や車のトランクに入れ、出先で使うなんてことも可能。自宅から大きく離れた距離へ行く際に使いやすいのは最大のメリットでしょう。また折り畳むことで省スペースになり、保管場所を考える必要もなくなるのが良いです。  デメリットはと言うと、最大の障害になるのが日本の道路事情。サスペンションを搭載した10インチタイヤの原付でも道路端の凹凸は運転時に振動が来る。サスペンションもなく、更に小さい電動キックボードではやはり路面の凹凸を超えることは厳しく、避け続けなければなりません。傍から見ると蛇行運転しているようにも見えてしまうでしょう。  第一走行帯の左側をキープして走る必要があるとはいえ、大型幹線道路では横を60km/h近くで大型車なども通り過ぎていく。この様な状況では危なすぎて乗るよりも歩道を押して歩いたほうが安全でした。生活道路などの小さな道では、大型車も少なく速度も出ていないので比較的安全に乗れたことは付け加えておきます。
キックボード

路面の段差による衝撃はダイレクトに来る

 日本国内では今後、免許やヘルメットが不要といった形で電動キックボードに乗る事が可能な方向に向かっているようだが、お隣韓国では逆に免許やヘルメットが必須になったとも聞きます。セグウェイから20年。ようやく日本でも小型モビリティ活用の兆しが見えてきている現状。無法地帯にならないように正しく安全に運用されることを期待しています。<文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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