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舞台『鬼滅の刃』禰󠄀豆子役で注目の髙石あかり「ドアを開けたら違う人になる」

小学生の頃から「ドアを開けたら違う人になる」訓練

髙石あかり 宮崎県にいた12歳のとき、エイベックス主催のキッズコンテスト『キラットエンタメチャレンジコンテスト2014』に入賞し、芸能界入りした髙石さん。ダンスボーカルユニットα‐X’s(アクロス)のメンバーとして活躍後、女優に転向。  この作品では、ヤクザと対峙する殺し屋、メイド喫茶のメイド、ルームメイトとおしゃべりをする普通の女の子と様々な顔を見せるが、すべて違和感がない。18歳ながら、その変幻自在ぶりに驚かされる。  そもそも、女優を志したきっかけはどのようなことだったのだろうか。 「保育園の頃から女優になりたいと思っていたので、自分でオーディションを受けてこの世界に入りました。何がきっかけだったのかはわからないのですが、当時から『女優になる』と言い続けて今に至っています。  小学校に入ってからは『家に着いてドアを開けたら違う人になる』と言って、泣きながら帰ったりしていました。自分で演技トレーニングしていたのかもしれません(笑)」

“天真爛漫”と“達観”の二面性がある

 ちさとを演じるにあたり、「“ものすごく素直な天真爛漫の彼女”と“どこか達観している彼女”がいて、その二面性が自分と似ている」と話す髙石さん。演じる際には、役と自分との差異は意識しているのだろうか。 「自分から積極的に意識はしていませんが、もちろん、どこか無意識ではしていると思います。今回のちさと役はスッと入れましたが、その二面性に自分との共通点を感じたのは、撮影が終わった後からでした。  こうしてインタビューを受けていても、役にスムーズに入っていけたのは『似ている部分が多かったからなのかな』とも感じます。最後に“気付き”を頂いている感じです」
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禰󠄀豆子の「イメージを裏切らない自分でありたい」
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タイトル:『ベイビーわるきゅーれ
キャスト:
髙石あかり 伊澤彩織
三元雅芸 秋谷百音 うえきやサトシ 福島雪菜 / 本宮泰風
監督・脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介  音楽:SUPA LOVE
主題歌:KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」
挿入歌:髙石あかり×伊澤彩織「らぐなろっく ~ベイビーわるきゅーれ~feat. Daichi」
配給:渋谷プロダクション (c)2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会
95分/DCP/ビスタ/ステレオ
7月30日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
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