——「愛されルート A or B?」も個性的な曲に仕上がっている
伊勢:この曲は三拍子の曲になっているんです。歌は滑らかに歌ってリズムをあまり意識しなくていい曲なんですけど、ダンスは「バキバキ」の、というか三拍子のリズムに合わせた今までにない動きをメインとした曲になっています。
上國料:普段のハロプロはリズムを刻む曲が多いんですけれども、この曲はもっと滑らかに歌っていいよって言われました。普段と違うジャズ調の曲のためレコーディングの仕方も普段と違っていて、歌もダンスも一番苦労した曲でしたね。
笠原:かっこいい系統ではあるんですけれども、今までのアンジュルムのような「勢いのあるかっこよさ」では表現できない繊細さがあって。でも弱くなるわけではないので、そのバランスにすごく苦戦しました。MVを見ていただければ新しい「大人アンジュルム」が出てると思うので注目してほしいです!
——カバー曲に挑戦した「はっきりしようぜ」、三拍子でジャズ調の曲に挑戦した「愛されルート A or B?」。では「泳げないMermaid」の新しさはどこに。
伊勢:マーメイドとタイトルにあるように、水の中にいるような透明感が曲にあって、MVもみんな儚く消えちゃいそうなイメージなんです。曲としても懐かしさを感じるメロディーがあって、それがむしろ新鮮味になっていると思います。
笠原:「力強い女性像」を今までアンジュルムは歌ってきたんですけれども、意外と恋愛の曲は歌っていないんです。それもアンジュルムの特徴です。「泳げないMermaid」では久しぶりにしっとりとした失恋ソングを歌いました。トリプルA面シングルだからこそ珍しかったり新鮮な曲もあったりして、きっと楽しめると思います!