エンタメ

個性派集団アンジュルムが抱く野望

蒼井優をはじめ芸能界にもファン多数

アンジュルム——山里亮太と蒼井優の結婚の際には「アンジュルム婚」という言葉が話題になったほど、実は芸能人にもファンが多いのが特徴だとも思うのですが。 笠原:グループ自体は「ガールクラッシュ」的な要素を持っていると思っています。可愛らしいアイドル像を壊してバチバチに踊ったり、女性として生きるうえでの悩みを歌ったり。そういったところが、たくさんの方の心にも刺さっていると嬉しいです。 ——個性を出せと言われて個性を出すのは意外と難しい。アイドルグループもたくさんある……。どうやって個性を磨き上げてきたのか? 上國料:グループ内でお互いを褒めることがすごく多いんです。好きなファッションやメイクなど、お互いが「可愛いね」ってすごく褒め合っています。それで勇気づけられたり、自信になったりするんだと思います。 ——ちなみに、3人の個性とは? 上國料:メンバーには天真爛漫と言ってもらうことが多いですね。桃奈は言葉をすごく大切にしていて、ブログもすごくしっかりしている。私は歌詞を理解するのにすごく時間がかかることもあるので「桃奈はどう思った?」って聞くことも多いんです。伊勢ぴんは、とにかく楽屋をすごく明るくしてくれる子。そういう部分が個性だなって思います。 笠原:アンジュルムは女の子としての美意識というのももちろんあるんですけれども、本当に気取らない、女子高みたいな雰囲気なんですよ。なので、いざ可愛いことをしろって言われるとみんな「無理無理!」ってなるんですけど、そのなかでも伊勢鈴蘭ちゃんは唯一「全然できます!」って言えるんです。以前、楽屋で「何でできるの?」って真剣に聞いたこともあるくらい(笑)。

トリプルA面だからこその多様さ

——「愛されルート A or B?」も個性的な曲に仕上がっている 伊勢:この曲は三拍子の曲になっているんです。歌は滑らかに歌ってリズムをあまり意識しなくていい曲なんですけど、ダンスは「バキバキ」の、というか三拍子のリズムに合わせた今までにない動きをメインとした曲になっています。 上國料:普段のハロプロはリズムを刻む曲が多いんですけれども、この曲はもっと滑らかに歌っていいよって言われました。普段と違うジャズ調の曲のためレコーディングの仕方も普段と違っていて、歌もダンスも一番苦労した曲でしたね。 笠原:かっこいい系統ではあるんですけれども、今までのアンジュルムのような「勢いのあるかっこよさ」では表現できない繊細さがあって。でも弱くなるわけではないので、そのバランスにすごく苦戦しました。MVを見ていただければ新しい「大人アンジュルム」が出てると思うので注目してほしいです! ——カバー曲に挑戦した「はっきりしようぜ」、三拍子でジャズ調の曲に挑戦した「愛されルート A or B?」。では「泳げないMermaid」の新しさはどこに。 伊勢:マーメイドとタイトルにあるように、水の中にいるような透明感が曲にあって、MVもみんな儚く消えちゃいそうなイメージなんです。曲としても懐かしさを感じるメロディーがあって、それがむしろ新鮮味になっていると思います。 笠原:「力強い女性像」を今までアンジュルムは歌ってきたんですけれども、意外と恋愛の曲は歌っていないんです。それもアンジュルムの特徴です。「泳げないMermaid」では久しぶりにしっとりとした失恋ソングを歌いました。トリプルA面シングルだからこそ珍しかったり新鮮な曲もあったりして、きっと楽しめると思います!
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今後の野望は?
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