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朝立ちしないのは、男性更年期の前触れだった!

性欲がいきなり減退した場合は特に注意

 こうした症状を、ただの老化やマンネリではと思ってしまうところだが、性欲がいきなり減退した場合は特に注意が必要だ。 「男性更年期障害の症状のひとつは、性欲が起きないことです。特に、以前性欲が強かった人ほど、男性ホルモンの低下とともに起こる心身の変化についていけずに、悩みを抱えてしまう。  そして、そのストレスが、再び男性ホルモンの分泌に歯止めをかけ、悪循環に陥ってしまうのです」(精神科医の和田秀樹氏)

再び精力を取り戻すことは可能

 朝立ちや性欲の減退を感じている人は、男性更年期障害の疑いが濃厚。ただ、逆に考えれば、男性ホルモンが増加すれば、再び精力を取り戻すことは可能なのだ。 <協力いただいた男性更年期に悩む人々> ●患者 坂本次郎さん(仮名・54歳・印刷会社営業) スポーツ好きだが、ここ数年は多忙のため運動不足気味。関節痛や筋肉痛に悩まされている ●患者 田中卓男さん(仮名・44歳・資材メーカー事務) この2年間ほど、精力減退を如実に感じ、過去の栄光を取り戻すため不倫に励むも、撃沈
更年期

平澤精一氏

【メンズヘルス専門家・平澤精一氏】 東新宿のマイシティクリニック院長。早期から男性更年期障害の治療に取り組んできた。保険診療による治療から予防医学まで、常に患者本位の医療を心がけている
更年期

和田秀樹氏

【精神科医・和田秀樹氏】 現在は、アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化した和田秀樹こころと体のクリニックの院長を務める。専門は老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/林 紘輝 モデル/小林亮介(古賀プロダクション)>
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