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上司と部下の飲みニケーションは消えるのか。世代間の意識差から考えてみた

コロナ禍を経た新しい飲み方の可能性

飲み会①「一駅間、歩いて飲み会」 お酒が苦手な人の飲み会嫌い要素の一つに「終わりの見えないエンディング」があります。だったらいっそのこと帰宅中のひと駅のウォーキングと掛け合わせて時間をぐっと短縮してしまうのはどうでしょう。アルコールがまったく飲めない方はジュースやお茶で代用。もちろんマナー悪く公道を汚すような迷惑行為は絶対にだめです。 ②「会議室飲み会」 会社の規則によってできないところもあるかもしれませんが、たとえば部署のメンバー全員「この日は何があっても6時に終了!1時間だけ飲んで帰ろう!」と決めて実施。飲んべえ先輩達もさすがに会社で飲んでいるうちは威圧的にもならないでしょう。やはり時間をしっかり決めることに意味があると思います。リーダーの方の仕切りが大事ですので、毅然とした態度で楽しく前向きなものを目指してください。 ③「ノンアルしばり飲み会」 飲まない人からすると、飲む人たちの「酔いに任せた言動」がたまらなく苦手だったりするものです。思い切って“飲まない人に合わせる”会もあって良いのではないでしょうか。最近はノンアルのビールもとっても美味しくなってきましたので、そうした飲み比べをやってみるのもまた一興。

飲み会が激減する世界で…

 こんな感じでたまには後輩に「歩み寄り」をしてみるのはどうでしょう? これなら若手諸氏も毛嫌いせずに「ひと月に一度くらいはいいか!ためになるかもしれないし!」くらいの軽い気持ちで“世代間交友”を楽しめるようになるかもしれません。その結果を受けたクレームについてはご容赦を。  コロナ禍以降、職場での「飲み会」の数はさらに激減したはずです。飲み会苦手若手諸氏の中には「飲み会のない生活も健康的で悪くない」と、ここぞと飲み会否定論を唱える人も多いことでしょう。一方で「そろそろ飲みに行きたい!」というロスジェネ世代以上の声も当然ながら多く存在するはずです。なにはともあれ、このコロナ禍を一日も早く切り抜けて、楽しくお酒や食事を楽しめる日を迎えたいものです。  以上、今回は酒呑みトークということで、少し気が早い「コロナ禍を経た、新しい飲み会の提案」でした。 <文/ディスコ☆セリフ イラスト/押本逹希> 出典:ニッセイ基礎研究所 さらに進んだ若者のアルコール離れ-20代の4分の1は、あえて飲まない「ソーバーキュリアス」 出典:NスペPLUS 飲みたくなるのは“進化の宿命”!? 酒の知られざる真実
数々の雑誌を渡り歩き、幅広く文筆業に携わるライター・紺谷宏之(discot)と、企業の広告を中心にクリエイティブディレクターとして活動する森川俊(SERIFF)による不惑のライティングユニット。 森川俊 クリエイティブディレクター/プロデューサー、クリエイティブオフィス・SERIFFの共同CEO/ファウンダー。ブランディング、戦略、広告からPRまで、コミュニケーションにまつわるあれこれを生業とする。日々の活動は、seriff.co.jpや、@SERIFF_officialにて。 紺谷宏之 編集者/ライター/多摩ボーイ、クリエイティブファーム・株式会社discot 代表。商業誌を中心に編集・ライターとして活動する傍ら、近年は広告制作にも企画から携わる。今春、&Childrenに特化したクリエイティブラボ・C-labを創設。日々の活動はFacebookにて。
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