仕事

競馬予想でメシを食う「競馬予想家」になる方法

フォロワーの数は営業力の証明

松山崇

松山崇/馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライター

 いきなり身も蓋もない話ですが、数は力です。そしてフォロワーの数は「営業力」とも言い換えられます。  前述の通り、既に活躍している予想家の方の多くは、誰かからの紹介であったり、自ら営業をかけた結果、今の立場を得ています。「馬券を当てまくった結果、DMに連絡が来て…」というサクセスストーリーはほとんどありません。フォロワーの数が多いほど、発注元の目に留まる確率は上がりますし、発注元へ紹介してもらえるチャンスもアップします。  実際、競馬関連の編集者やプロデューサーの口癖は「誰かいい人はいませんか?」です(笑)  フォロワーを増やすためには、同業者やメディア関係者、そしてファンの方に対して積極的に交流していく必要があるので、それはそのまま取り上げた際の告知力の担保になります。「営業なんてしたくないから予想家を目指しているんだ!」という声が聞こえてきそうですが、予想家にも営業力は必要なのです。

アイコンで門戸を狭めない

 こちらは具体的な話。予想を披露するあなたのSNSのアイコンは何になっていますか? 何らかのキャラクターを使っている人は要注意。メディアで取り上げる際、権利関係上、そのアイコンのまま紹介することは出来ませんし、何より「権利に対する意識が低いんだな」と思われてしまいます。  権利関係は侵害していなくても、アニメキャラや萌えキャラを使っている方も、編集者は二の足を踏みます。これは差別や偏見ということではなく、単純に「競馬予想」というコンテンツにそぐわないから。どれだけ良質のコンテンツを提供していたとしても、アイコンが萌えキャラのイラストだと説得力が薄れてしまいます。「セルフプロデュースを意識していないのかな?」とも思われかねません。メディアに出たいという希望があるのであれば、避けた方が良いでしょう。  次回は「発注元が予想家予備軍の方のどこを見ているか?」について、より深い事例を紹介していきます。 文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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