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総務省も手を焼く「第2回特別定額給付金」詐欺、親世代を守るためには

親世代を守るためには

 このような手口の詐欺の被害に遭ってしまうのは、どんな人たちなのだろうか。  スマホの扱い方に慣れていない高齢者であれば、このメールを読んで「私も早く申請しないと!」という具合に慌ててしまうかもしれない。つまり、実家の両親が「給付金詐欺」の被害に遭っているかもしれない……ということだ。  詐欺から親を守るには、何をすればいいか? まずは「カネの絡む話が舞い込んだらワンクッション置く」という原則を徹底させよう。金銭的な利益が得られる話は、いかなる場合でも絶対に即答しない。まずは家族に相談するよう、事前に念を押す必要がある。

困った時には消費者ホットラインへ

 また、消費者庁が開設している「消費者ホットライン」に電話してみるのも有効な手段だ。市外局番なしの3桁の番号。 TEL:188  こうした窓口の存在は、実家の両親だけでなく遠くで働く子供たちも知っておくべきだ。給付金関連の詐欺だけでなく、いわゆる「振り込め詐欺」にも対応できる。怪しいメールが届いたら、ひとりで慌てずにまずは相談。  また、特殊詐欺の新しい手口は常に開発され続けているが、その基本は「より本物らしく見せること」と「相手を急かすこと」である。報道等をチェックし、どのような手口が横行しているのかを確認するのも詐欺被害防止につながる。 <取材・文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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