ライフ

「国産最高級ウール」の特注Tシャツ、カシミヤより繊細なソフトタッチ

世界に認められた国内産ウール

MBのヘビーユース108 これほどの極上品、作ったのは名のある海外ブランドかと思った人は残念。実はこちら、日本のメーカー「NIKKE(日本毛織)」が製造したもの。  ウールといえば海外製というイメージかもしれませんが、実は世界三大毛織物産地の一つは中部地方の尾州。日本はウール素材の有名な産地なのです。  なかでも100年以上の歴史を誇るNIKKEは老舗中の老舗。エルメスのほか、ジルサンダーやマルジェラまでも自社製品に採用するウールメーカーの代表格です。

制服生産で培った高い技術力

 NIKKEは主に制服の生地をメインに生産してきましたが、実はこれが非常に難しいジャンル。というのも、同じ色みの生地を毎年大量に作る必要があるからです。  素材のもとである羊は個体差が非常に大きく、それを生地に仕上げた時に同じ黒でも微妙に異なってくるもの。  それをまったく同じ色み、同じ風合いに仕上げるには高い技術力が必要なのです。
次のページ
国産メーカーの実力を侮ってはいけない
1
2
3
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

MBの偏愛ブランド図鑑

今着るべきブランド60の歴史や特色を、自身が愛用する品とともに徹底紹介


最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>

ユニクロやGUでもおしゃれな人は何が違うのか?

試し読みはこちら
幸服論――人生は服で簡単に変えられる

自信は服で簡単につくることができる!



最速でおしゃれに見せる方法 【電子限定特典付き】

誰も言葉にできなかった「男のおしゃれ」の決定版。電子版特典として、MBのコーディネート・80スタイルを追加収録!


記事一覧へ
【今週の掘り出し物】
MBのヘビーユース108世界三大毛織物産地である尾州の素材を使った本気のトップス。おしゃれ=良い素材とは限らないけど、やっぱり服好きだと素材に惹かれちゃうよね……。
おすすめ記事
【関連キーワードから記事を探す】