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成人映画館が絶滅危機の理由。AVの普及以外にも原因があった

「応援してくれる常連さんがいる限りは続ける」

エロ遺産

「どうせならよく書いてくれよ」と笑う館主の吉村賢治郎氏(61歳)。男女の絡みが生々しく見えるように赤みを強く上映している

 まだ午前中だというのに、老人の姿がちらほら。大屋氏から聞いた“ハッテン場”という言葉が頭から離れない。恐る恐る聞いてみると、「行きすぎた行為は絶対にダメ。でも、性別にかかわらず、映画館は“出会いの場”としての役割もあるとは思う」と吉村氏は苦笑する。さまざまな人が成人映画館を支えているのだ。 「昔は、学校のPTAや教育委員会からクレームが入ることもあったけど、この映画館は父親から引き継いだ遺産。僕の代で終わらせたくない。食べていける程度の稼ぎしかないけど、応援してくれる常連さんがいる限りは続けるよ」  もうフィルムの映写機はない。でも、映写室の小窓から見える景色はこれからもずっと変わらない。
エロ遺産

銀星映画劇場
映像がきれいで有名な、昭和の雰囲気が漂う成人映画館。◯茨城県水戸市袴塚 営業時間/10時~21時(土曜は朝3時までのオールナイト興行) 料金/一般1500円、学生1300円


大屋尚浩氏が残したい成人映画館BEST5

銀星映画劇場(茨城) 防空壕を生かして造られた”重厚さ”を感じる。自然な傾斜でスクリーンは見やすい。 千本日活(京都) ポルノジャンルで映画の街・京都を支えている。 ユニオン劇場(愛知) 夫婦が切り盛りする成人映画館。ロビーは地域の人たちが交流する場になっている。 尼崎パレス(兵庫県) 関西一小さいが居心地は抜群。AV観賞できるよう個室が用意されているのも嬉しい。 シネマハウス新映(静岡) 今でも毎日オールナイト営業している希少な劇場 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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