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世帯年収300万円と1000万円では健康意識も違う? 残酷な格差の実態とは

なぜ、年収が低い人もサプリにお金をかける?

 さらに、Q6「健康のためにお金をかけてもいいもの」でも、1000万円以上の層がすべての項目で回答数が多い。 「ここでも年収1000万円以上の層の関心の高さが見て取れます。ただ、唯一サプリメントの項目はほぼ同じ回答数になっていますね。これは安価で手軽に摂取できるうえに『健康のために何かはしたい』という心理から購入する人が多いのではないかと考えられます。とはいえ、医学的にはビタミン剤はいくら摂取しても体内で足りていれば尿として出てしまうので、さほど意味がないのですが」 年収×健康 残酷な格差

体調不良を感じたときに相談できる人がいるか

 最後のQ7「体調不良を感じたときに相談できる人がいるか」という質問では、人間関係の違いが明確に出る結果に。「相談できる人が誰もいない」という項目では、年収300万円以下の回答数が大きく上回ることになった。 「前述したように単身者や非正規労働だと、職場の人間関係も薄い人が多いので、社会的サポートが乏しく、相談できる人が少ないのでしょう。例えば、一人で食事をする『孤食』の男性は不健康になりやすく、誰かと食事する人よりも死亡リスクが高いという研究結果が出ています。食事中に『最近ちょっと調子が悪くて……』という軽い相談や気晴らしをする機会も少なくなりがちです」 年収×健康 残酷な格差 さまざまな項目で残酷な健康格差が見て取れた調査結果と言える。 ※世帯年収による健康意識の差を調査。年収ごとに500人の40~59歳の男女(独身・既婚/就業形態は問わず/調査期間は9月3~8日)が解答 【近藤克則氏】 千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門教授。早くから健康格差について研究を進めている。著書に『健康格差社会ー何が心と健康を蝕むのか』(医学書院)など多数 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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