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ドバイ万博でスシローが大人気。日本館は平日でも2時間待ちの人気ぶり

アメリカ館は宇宙を目指し、ロシアには“脳”がある!?

EXPO2020ドバイ

EXPO2020ドバイのアメリカ館 写真/北島幸司

 続いて訪れたのはアメリカ館とロシア館だ。アメリカ館は、1970年大阪万博で展示された月の石を再び……と期待して訪れてみた。当時はガラスケースに入った石を眺めたが、今は実際に触ることができる。
EXPO2020ドバイ

アメリカ館では月の石が展示され、触れることもできる 写真/北島幸司

 これが月の石か……と感慨深く、50年の時を一気に飛び越えた気になった。館内には自由の象徴として自由の女神のトーチが原寸大で展示される。出口にはSpace Xのロケットが展示され、アメリカという国の宇宙へ挑戦するその決意を感じた。  そしてその足で向かったのはロシアらしからぬ建物のロシア館だ。「Driving the Future」というテーマで脳が活性化する映像と謳う。実際に巨大な脳が置かれ、ロシアの未来を投影していた。
EXPO2020ドバイ

奇抜なデザインのロシア館 写真/北島幸司

サウジとUAEで斬新な映像美

 続いて向かったのは“地元”の2カ国、サウジアラビア館とアラブ首長国連邦館だ。サウジアラビア館は斜めに伸びた建物自体がスクリーンとなり、展示の地下に向かう待機の列でも飽きさせない。
EXPO2020ドバイ

美しい映像を斬新な技術で楽しめるサウジアラビア館 写真/北島幸司

スクリーンにはサウジアラビアの自然などが紹介されているのだが、このスクリーンが斬新なのだ。高い展望台から上下のスクリーンで見る映像は新鮮な体験ができ、エスカレーターでサウジアラビアの古代遺跡と石窟がリアルな展示として目を惹く映像美は必見。  ハヤブサが羽をたたむ姿のパビリオンは地元UAE、アラブ首長国連邦館だ。入館するといきなり砂漠が現れ、実際の砂に映像を映し出していることがわかる。多国籍文化のUAEで元から暮らすエミラティの人々とその周辺を紹介する展示だ。  将来につながる夢想家というテーマの映像が素晴らしく、ホールで見る短編アニメ映画では50年という建国の歴史が垣間見えた。
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アラブ首長国連邦のパビリオンはは羽ばたく鳥のような形が美しい 写真/北島幸司

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