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世界大会FX部門で日本人として初優勝のトレーダーがドル/円の急騰を予期できたワケ

アノマリーやファンダメンタルズ分析まで駆使するのがバカラ村流

常勝トレーダー テクニカル分析に加えて、アノマリーやファンダメンタルズ分析まで駆使するのがバカラ村流だ。 「例年、10月から年末にかけてのドル/円は上昇しやすいというアノマリーがあります。その理由の一つが日本の機関投資家。下半期に入ると、生保などが外国債券を買っていくことが多いため、円売り・ドル買い圧力が強まる傾向にあるんです。ターゲットは過去の高値が集中している114円台だろうと思いました」  バカラ村氏がドル/円を買ったのは自民党総裁選を経て岸田政権が誕生した10月のこと。それと前後して、急激にドル高が進んだ。 「4時間足のMACDを見ながら、利確のタイミングを探りました。同じように極限まで縮小したチャートでMACDが過去最高に近い水準まで到達して、買われすぎの状態であることを示したタイミングで決済したんです」

シカゴ先物ポジションのかつてない偏りに注目

 125pipsの利益となったが、実はバカラ村氏が本命視していたのはドル/円ではなかった。 「豪ドルのほうが伸びるだろうと見ていました。’21年は原油が’14年以来の高値を更新するなどの資源高を受けて、資源国通貨が買われやすい地合いとなっています。ところが豪ドルは、世界最大の先物取引所として知られるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の先物ポジションを見ると、大幅に売られていた。その売り越し額は過去最高水準です。同じ資源国通貨のNZドルやカナダドルが利上げへと動き出したのに、RBA(オーストラリアの中央銀行)は『’24年まで利上げしない』とハト派(金融緩和継続)スタンスを崩さなかったため、売られ続けたんです」  過去最高の売り越し額を裏返すと、潜在的な買い需要となる。豪ドル買いが進むと、損切りや手じまいの買いを生むためだ。 「対ドル、対円も考慮しましたが、チャートがよかったのは対ユーロ。ユーロ/豪ドルの日足チャートでは上ヒゲが連続して伸びていました。スウィングトレードでは『日足のヒゲには逆らうな』が鉄則。下降トレンド中の上ヒゲは、上値で売りたい人が多数いることを示します。上がれば売られるため上値は限定的ですし、下がれば上値で売れなかった人が慌てて売ってくる可能性も高いことになります。ユーロ/豪ドルはこのとき重要なサポートラインも割りこんだことから売っていきました」
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豪ドルに強気なバカラ村氏
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