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牛丼店、牛タン専門店も悲鳴…価格高騰「ミートショック」の真相

中国の専門家が反論「価格上昇は米ドルのせい」

ミートショック 中国の食肉問題を専門とする、中国農業大学動物科学技術学院教授の曹兵海氏は次のように話す。 「中国産牛の生産量が、中国経済発展による生活水準の向上の速度に追いついていない。もちろん、コロナによって国内の食肉の流通が影響を受けたのもある。’20年は多くの肉牛が屠畜できないまま飼料を与えて飼育し続けることになり、輸入牛によって需要を補う必要が出てきたのです」  曹氏は世界の食肉価格上昇については、米ドルと日本円のインフレが原因であると主張する。 「コロナ禍で米国が大量のドルをばら撒いたことに端を発した世界的インフレの影響です。日本の場合、これに加えて牛肉の減産が高騰を加速させている。日本人の一人当たりの牛肉輸入量は、中国よりはるかに多い」  音羽さんはこうした状況を逆手に取り、’25年の大阪万博をベンチマークにしてインバウンド向けの店を出店したいと話す。  コロナ禍が過ぎた後に待つのが肉の争奪戦であるとは、誰もが想像しえなかった未来である……。

月間59kgを食す、肉好き美女も大困惑

「お肉を食べると活力が湧いてきて、おかげで風邪を何年もひいてません」という、フードアナリストのたべめぐみさん。特にいきなりステーキが大好きで、食べた量を示す同店の「肉マイレージカード」では’19年11月に59.046kgで全国2位を獲得。現在も重量級32位というツワモノぶりだ。 「多いときだと月に30回以上行っていましたね。でも最も気軽に食べられる『ワイルドステーキ』(450g)が500円近くも値上げされて足を運びづらくなりました……」  コロナ禍の前には予約困難店の食事会などを開催していたが、今は自炊中心に。そして、牛肉より安価な鶏肉や豚肉を選ぶ頻度が増えたとか。 「国産牛との値段の差が縮まってくるのであれば、国産牛を選びたいと思います。ただ、国産牛の需要が増えるとその分値上がりも激しくなるのではないかと心配しています」  また、「週末に肉を食べるために仕事をしている」というほど、肉好きを自認する岡崎七南さん(25歳)。 コロナ禍前の週末は肉専門店に通い、まんえん防止等重点措置で気軽に外食できない現在は肉料理を毎日のように自炊している。生まれてこのかた、肉を食べない日はなかったという岡崎さんだが、昨今の値上げには動揺を禁じ得なかったとか。 「行きつけの計り売りの専門店で購入していたのですが、去年の夏は今まで100gあたり20円だったのが100円に……買いましたけどね」 牛丼などリーズナブルなものよりもハラミステーキやサーロインユッケが大好物というため、出費がかさむ。また、豚肉や鶏肉もまんべんなく食べるため、自身の食卓事情の先行きに不安を感じていると話す。 「それでもお肉が大好きなので、グラム単位1000円くらいになるまでは食べ続けます」  ミートショックは彼女たちの”生きる希望”すら奪っているのだ……。 【たべ めぐみ】’94年、福岡県出身。1級フードアナリスト、野菜ソムリエ。大食い番組などにも出演。インスタグラムは@tabe_megumi。 取材・文・撮影/西谷 格 エリオット根須 安宿 緑
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