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「寝る場所欲しさに安値で体を売る」歌舞伎町の家出少女たち。警察の対応は

家出少女をホテルに誘う買春客が増加

歌舞伎町

家出少女やトー横キッズによる売春も少なくない

6月下旬の某日、夜11時頃、SPA!記者がGの受付を覗いてみると、スタッフが利用者に会員証の提示か、身分証を提示したうえでの会員証作成を求めていた。すると、列に並んでいたひとりの「ぴえん系女子」が、利用を諦めたのか雨空の下に戻ってきた。 その後、店の前に立ち尽くす彼女に、ひとりの中年男性がハイエナのように忍び寄る。「条件教えてくれる?」。 そう彼女に声をかけると、2人は数分間会話を交わしたが、条件が折り合わなかったのか、ハイエナはどこかへ去っていった。店内での売買春は一掃されても、Gは個人売春のアイコンとしては依然機能しているということなのか。 以前、ツイッター上でGでの売春を呼びかけていた女性とコンタクトを取ってみた。 「Gの会員制実施後は、身分証がなかったり、未成年だったりで利用できずに途方に暮れる家出少女をホテルに誘う買春客が一時的に増えています。寝る場所欲しさに安値で体を売るコもいるようです」

歌舞伎町の出会い喫茶に潜入

この女性によれば、Gを締め出された女性たちの一部は、「出会い喫茶」に流れているという。その情報を頼りに、SPA!記者は歌舞伎町にある出会い喫茶を訪ねてみた。 入場料は9000円。これで終日出入り自由だという。平日の夕方、6畳ほどの部屋には中年男性を中心に10人の先客がおり、密状態だ。マジックミラーで隔てられた向こう側には、20代前後の女性が6人座っている。 男性客は気に入った女性がいれば、小部屋に移動して店外デートを交渉できる仕組みで、ものの10分ほどの間にも次々と“カップル成立”となり、男女が連れ立って店を出る。 入店から40分。取材のため、自称21歳の女子大生と「お茶30分5000円」という条件で一緒に店外に出た。 「もともとセクキャバやってたけどコロナの影響で稼げなくなっちゃって、1年前からここを使っている。マッチングアプリやツイッターはバックレる人も多いし、移動時間ももったいない。条件はゴムありで2万5000円。ゴムなし・外出しなら3万5000円。一応ピル飲んでるけど中出しはNGね」
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出会い喫茶の女性席は満席になることも
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