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「寝る場所欲しさに安値で体を売る」歌舞伎町の家出少女たち。警察の対応は

出会い喫茶の女性席は満席になることも

彼女は、最近の出会い喫茶の様子についてこう述べた。 「GW明けからかな。新顔のコがすごい増えた。SNSでも歌舞伎町に人出が多くなって稼げるみたいな話が出回ってて、ほかから流れてきたんだと思う。最近、客よりも待機の女のコのほうが多いときも結構あるし、女性席が満席になることもある。競争が増えるのは困る」 約束の30分が過ぎ、彼女はまた出会い喫茶へと戻っていった。ある場所をつぶされてもまた次の場所へと、イタチごっこが繰り返される個人売春に、警察はどう対処するのか。前出の社会部記者は言う。 「トー横キッズがマスコミに頻繁に取り上げられるようになり、警視庁は未成年の深夜徘徊や飲酒、売春などについては厳しく目を光らせているが、18歳以上の個人売春は少年育成課の管轄外となるので摘発に関心がない。対応しようにもきりがないので、あえて手をつけていないという言い方もできる」 個人売春には危険もつきまとう。彼女たちが傷つかないことを願うばかりだ。

現役女子大生ライターが考察「推し活が売春の入り口」

’19年以降、TikTokで見つけた「推し」に熱を上げる「推し活」が10代~20代前半の間で広がっています。その対象はホストだったりメン地下(メンズ地下アイドル)だったりするのですが、共通するのは「お金さえ払えば会いに行ける」ということ。 新宿歌舞伎町は、ホスクラやメン地下イベントの揺籃なので、推し活女子たちも集まってきます。一方で、彼らは事務所に所属する芸能人とは違い、いついなくなるかわからないという刹那性もはらんでいます。 そんななか、推し活がエスカレートしてしまうと、手っ取り早く稼いで、会えるうちに会っておこうと思うコも出てきます。統計を取ったわけではないですが、そんなコたちの一部が、推し活のために訪れた歌舞伎町で、体を売っているという現状もあります。 【佐々木チワワ氏】 10代から歌舞伎町に出入りし、フィールドワークを行い、「歌舞伎町の社会学」を研究。著書『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』(扶桑社)が発売中 取材・文・撮影/SPA! 盛り場取材班
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